ウィルソン氏の功績 | 広澤克実オフィシャルブログ「トラさんのちょっと虎話」Powered by Ameba
2018年04月16日(月)

ウィルソン氏の功績

テーマ:2018タイガース
先日、東京ドーム内にある「野球殿堂博物館」を訪ねた。ひとつ、どうしても確かめたかった真相があった。

野球の歴史書を読んでいると、野球が日本に伝わった年が1871年とするものと、1872年とするものが存在する。

そこで、野球殿堂博物館の資料を確認したところ、野球は1872年に第一大学区第一番中学(現在の東京大学)のアメリカ人教師、ホーレス・ウィルソン氏によって伝えられた、となっていた。おそらく、これがオフィシャルなのだろう。

ではこれまでに結構見受けられた1871年説はなんだったのか、野球殿堂博物館の方に質問すると、「ウィルソン氏が来日したのが1871年で、ただ、その時は 学校の校舎の改修工事で生徒がおらず、1872年の開校と共にウィルソン氏が教師となり 授業を開始したので野球殿堂博物館は 野球が日本に来た起源を1872年としている」とのことだった。

なるほど、これでスッキリした。それとは別に、ウィルソン氏が教師をしていたのは場所が「開成学校」という書物も有るので ついでに聞くと ある書物をプレゼントされた。

The Baseball Hall of Fame & Museum

これぞ野球の歴史書みたいな物なのだが、ここには1867年の大政奉還後、明治政府は幕府が作った洋学校(開成所)を復興させ、明治2年に大学南校、4年に南校、5年に第一大学区第一番中学と名称を変え、明治6年(1873年)に一ツ橋から神田に向かう道の右側に校舎を新築し開成学校となった、と書いてあった。

従って、ウィルソン氏が教師として活動し始めたのが明治5年 (1872年)、第一大学区第一番中学(後の開成学校)という名称だった時代だったということになる。この問題もこれでスッキリした。

さて、そのウィルソン氏が日本人に野球を教えてから今年で 146年になる。彼は 野球が 後々 このような発展を遂げるという事を想像していたであろうか?そして ウィルソン氏が来日していなければ、日本人は今のようにさも当然に野球をしていたのだろうか? そう考えると、つくづく、氏の功績を讃えたい。


さて、今週のタイガースは3勝3敗。何と言っても、小野泰己と高橋遥人が素晴らしかった。二人ともストレートに魅力を感じる。

昨今、最新鋭の「トラックマン」という計測器を導入する球場も多くなったが 是非彼らのストレートのデータを見てみたい。ボールの回転数や形、初速と終速、リリースポイントからキャッチャーミットまでボールの通った角度、それらのデータからストレートの質を研究してみたいのだ。

そうすることで、今まで野球界で言われてきた常識を覆すのではないかと、非常に興味深く思っている。岩崎のも含めて、もし質の高いストレートというものを数値化できるのならば、それは革新的なことだ。

これまでただ単に「腕を振れ」とか「バランス良く」とか「たま持ちを長く」という抽象的な指導でしか説明出来なかったものが、科学的な観点から努力目標を見いだし、投手は数値を見ながら投球練習をする、という画期的な方法に変わるだろう。

二人の登場は若手投手の台頭という嬉しいニュースでもあるが 彼らを研究する事で新しいスタイルの練習法を発見するという野球界にとっても「革命」に近いものを感じさせるのだ。本当に楽しみである。

一方、楽しみな投手陣に比べて、野手陣は心配である。もちろん、長いシーズンである。打ったり 打てなかったりを繰り返すのはある程度はあるものだが先行きは非常に不安だ。

何しろ福留・糸井に頼らざるを得ない現状ばかりで、若手の台頭がない。期待度 一番手の大山は引っ張る事が出来なくなってしまった。

昨年の北條にも言えるのだが、ジャイアンツの大竹からインコースのシュートを見事にホームランした。あのコースをホームランにしたのか、という、それはそれは見事なホームランだった。

問題はこのようなホームランを打ってしまうと、その後、身体が勝手にその球種やコースを打つ為の反応をしてしまうという点だ。実際、北條は あのホームラン以降、外角に来たボールでも内角のシュートを打つ動きをしてしまい、結果、外角に対応できなくなった。変化球ではより顕著にその傾向が出てしまう。結局、彼がどんなに身体の開きを抑えようとしても勝手に身体が開いてしまい、外角の変化球が打てなくなった。

これは経験の浅い人に起こる現象なのだが、大山もライト方向に見事にホームランを打った事によって 身体がライト方向にしか飛ばない反応をしてしまうのだ。

本人は内角を引っ張ろうとしても身体がそのような動きができず、つまるか、仕方なくライト方向へおっつけるしかなくなるのだ。

この問題の治療法はさほど難しくはない。しかし、そのスキルを持った指導者と出会えるか、が重要である。

実は何年もプロ野球界で活躍した選手でもこのプロセスを経験した事のない人が少なからずいる。そもそも左打者はこういった経験をする事自体が少なく右打者に多い現象なのだ。

今のままでは大山は重症化する。日曜日にライト方向へタイムリーヒットを打っているが、決して良い兆候ではない。修正法を見つけて、早く立ち直って欲しい。

と、いうことで打線に不安材料は残るものの、また今週も小野と高橋遥が見られる。この二人は本当に楽しみにしている。野手陣からも彼らに負けない若手の台頭を望んでいる。

トラさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントする]

Ameba芸能人・有名人ブログ

芸能ブログニュース