「よし、準備OK。」



支度は完璧。あとは……





夕飯が終わってくつろいでいる両親の所へ行く。


「父ちゃん、母ちゃん、ちょっと話があんだけど」

何?どうした?と言う2人に1つ咳払いをして話す。



「アイツの所に行く前に…言っておこうと思って。あの……俺、和也が好きなんだ。自分の気持ちに気づいたのは仲良くなってからなんだけど。ビックリさせたと思うけど、、アイツは働き始めたけど俺はまだ父ちゃん達の世話になってて、えっと……何て言うか……俺たちまだガキだし、この先の事まではまだ分かんないけどっ…でも、真剣に好きなんだ。だから…普通じゃないかもしれないけど…父ちゃんと母ちゃんにはちゃんと知っててもらいたくて…隠したまま和也の所に行きたくなくて……えっと……なんて言うか…ごめん…」

話しながら不安になる。
分かってくれる保証なんかないし、行くの反対されたら……





「なんで謝るの?」
「へ?」
「なんとなくそうかなぁ~って思ってたし、ねぇ、お父さん。」
「うん、母さんの言う通りだったね。」


俺といる和也がやけに可愛らしく見えたのと
俺が普段より男らしいからもしかしたら友達以上に想い合ってるのかも…と気づいたのは母ちゃん。


正直、ビックリしたらしいけど人を好きになるのに性別は関係ないのかもなと相談した父ちゃんに言われて、それもそうかと納得したそうだ。
いや、それだけでも凄いけど
和也の環境に同情してるだけの軽い気持ちなら
ただじゃおかないとか思ってたらしい。

やっぱり父ちゃん、特に母ちゃんには敵わない。



二人して笑う両親はありがたいぐらい俺の想いを汲んでくれたんだ。





遠足前の子供の俺みたいにワクワクして中々寝れなかった。


早く和也に会いたい。
会ってこの手で抱きしめたい。