産業カウンセラーのきたはらひろこです。
JAICO
産業カウンセリング
に載っていた記事
新春インタビュー
ふつうの繋がりの得難さ
東畑開人
いまごろですが…
大切だなと思ったので、
著書のひとつ
聞く技術
聞いてもらう技術(ちくま新書)
を読んでみました。
聞けないのは
聞いてもらっていないから
というところ…
たしかに
よいカウンセラーになるには
よいカウンセリングをうけること
って先生から聞いたことがあります。
以前から勉強を兼ねて
臨床心理士であり
産業カウンセラーのS先生に
ときどき話を聞いてもらっていました。
ところが、昨年S先生が
カウンセリングのお仕事をやめられてからは
しっかり自分のことをきいてもらうことがなくなっていました。
なるほど
なるほど
著者のねがい
聞けないと聞いてもらえないの悪循環から
↓
聞くと聞いてもらうの循環へ
専門家による「学派知」
臨床の現場にある「現場知」
そして心と社会についての素人的な知である「世間知」の3つに整理しつつ
そうした「知」になる前の「普通の相談」こそが対人援助の基礎である
である。
この部分も面白いと思いました。
私は早期退職後
産業カウンセラーの資格をとり、
勉強を続けています。
まだ会社員をしていた頃、
娘の不満を一生懸命聞いていた頃を思い出します。
案外あの頃の方がよく聞けていたかも…
著者は
宗教と心理学の同じところと違うところは何なんだろうという興味をお持ちです。
この本もおもしろく読みました。