人事評価面談の前に読んでおけばよかった…『論理的な考え方の「基本」が身につく本』 | 「ぽん太郎」は考える力をつけたい

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普通のサラリーマン。
アラサーを迎え、自分には考える力がないと痛感したので、色々勉強しています。

日常で感じたことや、ビジネス書など本の感想。
音楽、ギター(ジャズやロックなど)のお話ができれば。

こんにちは。

私です。

 

今回は(図書館で借りた)ビジネス書の感想を。

 

 

『デキる人は皆やっている!論理的な考え方の「基本」が身につく本』

著者:西村克己 氏

 

前職では上司によく言われました。

 

 

「で、要するに何を伝えたいの?(圧)」

 

 

…自分の頭の整理が、自分自身で出来ていない。

 

 

論理思考は、思考の複雑な状態を整理整頓し、情報の因果関係などを識別されている状態です。

また道筋を立てて、相手を説得することでもあります。

 

私自身はよく社会人数年目は

上手くいったこと、いかなかったことを「運のせい」にしていました。

 

でもこれじゃ成長はできない…。

 

なにが成功・失敗であったのかを解明しないといけませんね…。

 

 

さて、今回の本は私のような初心者でもわかりやすい本となっております。

「論理的な思考の説明」から、「情報整理力」「考える力」「話す力」「発想力」の身につけ方を

半ページは図解で分かりやすく説明されています。

 

あくまでも「基本」なので、表面的な内容で

より深く考えるには別の本が必要になるでしょう。

 

 

 

特に早くに知っておくべきと思ったのは「話す力」の章。

 

ここでは「人事考課」の際に使える、自己アピールでの論理的な考え方が記載されていました。

 

そろそろ様々な企業でもあるのではないでしょうか。

あぁ私にとっては、たとえ予算達成していても人事考課は苦手な場面でもあります…。

役員4人に囲まれ、あの重苦しい空気…。まるで査問にかけられているような…

 

ここでは【ピラミッドストラクチャ】という考え方に基づいて

自分の会社へ貢献したことを論理的に説明しよう!とあります。

 

【ピラミッドスクラクチャとは?】

頂点に伝えたいもっとも大きな考えを置き(主張)、

それを小さな考え(説得理由)のグループで支える話の構造のことをいいます。

このように主張をピラミッドの頂点とし、その下にそれを支える根拠を置くことで、

どんな相手にも理解しやすい話の構成になります

論理的図解ツールのピラミッドストラクチャー

(画像出典 https://keiei-manabu.com/criticalthinking/pyramidstructure-1.html )

 

よく結婚式のスピーチで「3つの袋」の話しがあるじゃないですか。

 

「~夫婦には3つの袋が重要になります。『お袋』、『給料袋』、『堪忍袋』~」

 

これもピラミッドストラクチャに則られているようですね。

 

 

で、これを人事考課に当てはめると…。

 

① 主張(メインメッセージ)

   「1年間取り組みを行ってきましたので、ここで説明させて頂きます」

   1年間やってきたことを、3つの説得理由(小さなメッセージ)から伝える

   (ex. 既存業務の成果、新しい業務の成果、1年で成長したこと

② 3つの説得理由(小さなメッセージ)の理由を紹介する

③ それぞれの3つの説得理由を、根拠で強化する

④ 3つの説得理由(小さなメッセージ)の理由を総括する

⑤ 1年やってきたことの「結論(主張)」を伝える

   「~3つにわけて説明させていただきました。

    この1年間仕事を通じ、会社の成長と自分の成長が同じ方向性で一致していることを

    実感しております。」

 

あら、簡単。

これを知っていれば、スムーズに人事評価面談ができるのではないでしょうか。

 

特に、この本は図解があるので「基本」から学ぶ方には役立つと思います。

 

何事も「基本」が大切です。

 

今後考える力をつけるためには、

「論理的思考」を避けて通るわけにはいけませんね。