『進撃の巨人』の登場人物は、魅力的なキャラが多いですよね。

でも、なぜそういう生き方を選択したのか理解できないキャラもいる。

私にとっては、ヒストリアと始祖ユミルが代表です。

 

ヒストリアに関しては、以前にも書いてますが、エレンの地ならしに協力した動機がわかりません。

 

 

「じゃあ、私が子供を作るのはどう?」って何が「じゃあ」なの?

 

同レベルで、始祖ユミルの生き方もわからん!

愛情に飢えていたのは理解できるけど、愛する対象がなんでフリッツ王なんだ?

奴隷として生きてきたから、ご主人様に大事にされ評価されることが、生きがいになっちゃった?

ストックホルム症候群みたいな感覚なのか?

 

それなら「愛情」というよりは、自分の精神を保って生き延びるための生存本能のように感じるのだけれど…

絶大な巨人の力を手にした後も、フリッツ王に従うのは、奴隷としてずっと命令に従って生きてきたせいで、自分ひとりで判断して生きることが出来なかったのかなとは思う。

 

でも、それなら、死んだ後は解放されそう。

もう痛いことも苦しいこともないし、自分で判断する必要もない。

3人の娘たちに巨人の力が継承されちゃったので、見捨てることが出来なかったようにも思えます。

自分が解放されて、巨人の力が娘に継承されなかったら、娘たちも抹殺されそうだから、フリッツ王の意思に従ったとかの解釈もできると思うけど、原作でエレンもミカサも始祖ユミルはフリッツ王を愛していた前提で話しているので、さすがに解釈がズレ過ぎか…

 

始祖ユミルがフリッツ王を愛した理由が理解できないのは、自分が奴隷扱いされたことがないからなのだとしたら、幸せなことなんだろうな。