Disney+


力がすべてではない


ヘラクレス


神ゼウス(リップ・トーン)の子ヘラクレス(テイト・ドノヴァン)はゼウスの弟冥王ハデス(ジェームズ・ウッズ)の策略で下界に落とされてしまう。貧しい夫婦に人間の子として育てられたヘラクレスだが、人間離れした怪力で人々に迷惑ばかりかけている。落ち込むヘラクレスに両親は実はゼウスの子だと打ち明ける。ヘラクレスは神の国に戻るため、ヒーローになるべくトレーニングを始める。



Disney+に加入したので再見。観たのは5回目くらいかな。神話の神々をモチーフにしたオリジナルストーリー。アラン・メンケンのスコアによるミュージカル仕立て。女の子向けプリンセス系とは逆の男の子向け冒険アニメ。


ギリシャ壁画風のカクカクしたタッチは独特。現代風の流暢なタッチからあえて距離をとったと思われる。絵本や紙芝居のような懐かしさ。「アラジン」や「ライオンキング」でアニメアクション革命を起こしたディズニーの挑戦だ。


力だけでは人から信頼されない。人を大切に思う気持ちこそが愛される真のヒーローの条件だ。傲慢な神々の中で育っていたら知り得なかったものを人間界で学ぶヘラクレス。現代でも求められているリーダー像ではないか。


ただ、初見時、面白かったのだが…回を重ねると薄味に感じてしまう。展開が「ライオンキング」と酷似(ネタにもしてるのだが)。メグに恋した瞬間もわかりづらくてラブストーリーは粗め。作品クオリティは高くはなかったか。


吹き替えで視聴。松岡昌宏工藤静香…懐かしかったな(笑)。主題歌は藤井郁弥がカバー。



 DATA

監督・脚本・製作:ジョン・マスカー/ロン・クレメンツ/脚本:ボブ・ショウ/音楽:アラン・メンケン

出演:テイト・ドノヴァン/スーザン・イーガン/ダニー・デヴィート/リップ・トーン/ジェームズ・ウッズ/チャールトン・ヘストン



hiroでした。



ライオンキング←ストーリーも似てる


アラジン←男の子ディズニーの金字塔