21本目(3月25日鑑賞)FP13

 
本当の家族になるために
バンブルビー
 
監督:トラヴィス・ナイト/脚本:クリスティーナ・ハドソン/製作:マイケル・ベイ/製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ヘイリー・スタインフェルド/ジョージ・レンデボーグJ r./ジョン・シナ/パメラ・アドロン/ジェイソン・ドラッカー/スティーヴン・シュナイダー/ジョン・オーティス/ディラン・オブライエン(声)/ピーター・カレン(声)
 
父の死を受け入れられないチャーリー(ヘイリー・スタインフェルド)は母(パメラ・アドロン)の新しい恋人(スティーヴン・シュナイダー)に馴染めず、父が好きだった車の修理に没頭する毎日。ある日車のパーツを求めて立ち寄った解体工場で黄色いビートルを見つけて心惹かれる。同じ頃、軍のバーンズ少佐(ジョン・シナ)が偶然接触した謎の異星人を探していた。
 
 
多様化した生きるための選択肢。家族の条件は必ずしも「血」ではない。家族は社会を生き抜くチームの単位。弱点を補い、協力し合う。家族は自然にできるんじゃない。作り、育てていくものなんだ。
 
昔は違った、と言う。昔の家族も困難な時代にみんなで作り上げたから「良き家族像」があるのではないのか。そうして育った家族が強い家族。現代だってまだまだ困難だらけ。さぁ、みんなで最強の家族を作ろう。
 
 
トランスフォーマー」シリーズの人気キャラを主役に配したスピンオフ。彼らがなぜ地球に来たのか…本編の前日談。
 
家族の形が変わろうとしている。なのにチャーリーは受け入れられず孤立する。大好きな父の死。母は新しい恋人を見つけ、弟は彼とうまくやっている。理屈ではわかっていても納得できない。納得してしまう自分が嫌だから。
 
そのタイミングで突然現れた謎の生命体。ラジオを使って意思の疎通。記憶を失った彼も孤独だと知る。人種を超え国を超え星を超えての友情を交わし合うふたり。助け合い、お互いの「本当の自分」を探す。
 
 
スパイダーマン:スパイダーバース」のグエンのヘイリーは絶好調。歌うまでもある彼女は今後の活躍も太鼓判。バンブルビーを追うシナは知る人ぞ知る元プロレスラー。ビーのレアな声は「メイズランナーディラン・オブライエン
 
トラヴィス・ナイトはアニメーターでアニメ製作会社ライカのCEO。近作「KUBO/二本の弦の秘密」監督の初の実写作品。「トランスフォーマー」と言えばのマイケル・ベイ&スティーヴン・スピルバーグも健在。
 

80'sの音楽にノリノリでバンブルビーの可愛らしさがマックス。ロボットバトルアクションを楽しみにされていた方には肩透かしかもしれないが、全体的にはなかなか好評。
 
多感な少女とその家族が中心のストーリー比重を高めたのが功を奏した。ストップモーションアニメが注目された「KUBO」も描いていたのは家族。やはり家族のドラマは人を惹きつける。



hiroでした。



脚本8 映像8 音響8 配役8 音楽8
40/50