1989・米 ★★☆☆☆(2.9)
監督:メアリー・ランバート
出演:デイル・ミッドキフ デニース・クロスビー フレッド・グウィン ブラッド・グリーンクイスト
交通事故で最愛の子を失った父親は、裏山のペット墓場の奥に広がる不思議な霊場に
遺体を埋めるが…。
S・キング自身、気味が悪すぎるという理由で、完成から長い間出版しないでいたという
いわくつきの原作を、映画化するならと、彼自身が脚色。
恐怖演出は及第点だが、やはり後味が悪すぎる。(allcinemaより抜粋)
え?古~って思った? 明日見に行く予定の「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」の
TVM「IT/イット」を見直しておこうと、一緒に本作もポチっとなして見た。
「斉木楠雄のΨ難」とかも見ているけれど、記事にするほどではなかったので、今日はこれを。
メイン州の田舎町ルドローの大学病院の院長に選ばれた医師ルイス・クリードは妻レイチェルや
2人の子供エリー、ゲイジとシカゴから引っ越してきたが、家の前の道路を行きかう大型トラックに驚く。
そんな彼らの向かいに住むジャド・クランダルは、この道路で轢かれたぺットを葬るペットセメタリーの
存在を教える。
ある日ルイスの病院にヴィクター・パスコーという患者が運び込まれてくるが、看護空しく
息を引きとった。
その夜ルイスは夢でパスコーから、あの墓地に足を踏み入れるなと告げられる。
レイチェルと子供達をシカゴの実家へ送り出した感謝祭の日、ルイスはエリーが可愛がっている
仔猫の死骸を見つける。
彼はジャドの案内で墓地の奥深く、山の中の平坦な場所にそれを埋めると、翌朝その猫が
生き返るが凶暴と化していたのだった…。
本作もレンタルで見たと思う。 それ程怖くなくて「ふ~ん」で終わったと思うけれど、本作の
面白い所は、ダメだと分かっていながらも、最後まで手を尽くしてくれた医師のルイスに感謝の
気持ちを込めて、幽霊になったパスコーが良い幽霊(見た目は悲惨だが)として、出てくるところ。
ルイスに再三、行っちゃダメと言っているのに、それを無視してルイスは「生き返らせたい」一心で
遺体を運んで埋めて戻って来る。
ちょっと神秘的な場所ではあるけれどね。
でも、ルイスが聞かないので娘のエリーに「夢」で教えるんだけれど、これもしょせん子供の言う事で
取り合って貰えない。
でも、彼は結構頑張るし、それ程嬉しかったんだね。 彼が出てくると容姿は怖いけれど、ちょっと
微笑ましい。
生き返った猫は、凶暴になるって言うけれど、娘達は特別猫が「変だ」とは言ってないし、変化に
気付いてないのかな?
ところが、目に入れても痛くない長男のケイジが車に轢かれて、余りの悲しみからケイジも
生き返らそうとする。
もう、この辺からルイスはおかしくなってしまっているよね。 静かに眠らせてやることをせずに。
ジャドも止めるけれど、もし凶暴になれば「その時はまた眠らせればよい」って、2度も殺す事に
何の戸惑いも見せないルイス。
こんなに可愛かったら、ちょっと気を許してしまうね。↑生き返った後のケイジ。
妻のレイチェルも、姉が奇病の為に恐ろしい思い出があるので、「死」については敏感。
ルイスが、レイチェルに相談してたら、レイチェルはどう答えたかな?
余りの不気味さに自らスグに出版しなかったって。 そうは言うモノの映画化となると脚色もされて
ちゃっかり映画にも出演の原作者のスティーブン・キング氏。↑牧師役です。
もう一つ面白いのは、作品の中でも言われているけどセメタリーの綴りが間違っているんだけど。
実際には「cemetery」です。 でも、子供が書いたとされる看板通り、間違った綴りのまま
タイトルになっております。 タダ、日本のカタカナ表記になっている時は「セメタリー」になっていますが。
こう言う所は、お茶目やよね。
さてさて、良く良く見ておれば、ジャドはルイスを連れてきた時に言っているのです。
「愛犬を埋めた」と。 そして、「2度来た事が有る」…。 え?犬と…。 ヲイヲイ!
久々に見て、向かいの爺さんの顔がちょっと怖すと思いましたが…。 実際には良い人です。
タダ、ジャド役の「フレッド・グウィン」氏は1993年の7月に66歳で亡くなっております。
お化けも怖いけれど、死者が蘇ると言うのも怖いのだね。 しかも、死者は朽ち果てているのでね。
ゾンビ作品は、それ程好きではないのですが、こう言う「愛するが為」とか理由がハッキリしている
蘇る死者の作品は、とっても好きです。 本作もリメイクされないかな?
さぁ、明日は「IT」楽しみだ。 本作も「IT」も子供の屈託のない可愛い声が、妙に気味悪いのね。
でも、其処がメチャメチャ好き。「by変態村」
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