堀江貴文氏の心に響く言葉より…

 

 

もはやAIがなければ、社会のインフラは成り立たない。

 

そんな状況になりつつある。

 

一方で、AIの存在感が高まるのと相反するように、「脅威論」も噴出している。

 

「AIは、人から仕事を奪ってしまうのではないか?」

 

「人間を凌駕(りょうが)する知能は、やがて人間を排除してしまうのではないか?」という意見だ。

 

 

人の知性や成長力、順応性などを考慮しない、バカらしい意見だ。

 

人間の可能性も、ずいぶん下に見られたものだ。

 

 

これだけは言わせてもらいたい。

 

AIを人類の敵などとみなし、わけのわからない脅威論で排除しようとするなど、絶対に許されない愚行だ。

 

根拠のない感情論で、テクノロジーの進化をせき止めるのは、人が知性体であることをやめるのに等しい。

 

 

もしAIに脅威を感じるのなら、AIのことを正しく学び、現在の知見から、人間社会に何をもたらそうとしているのかを、自分なりに考えてみるべきだ。

 

火を怖がったサルみたいに、テクノロジーの前で怯(おび)えているだけでは何も解決しない。

 

つかみがいいだけの脅威論など、飲み場の笑い話程度に聞き流し、来るべきAI社会と、自分がどのように向き合っていくかを、真剣に考えてみてほしい。

 

そうしなければ、あっという間に「AIに奪われる側」になってしまうだろう。

 

 

AIがロボットのような「身体性」、つまりは「手」や「足」を獲得したとき、まずAI自身がさらに爆発的な進化のジャンプを果たすだろう。

 

そして、“AIロボット”として、人がやっていた仕事を請け負い、人々の生活を本格的にサポートする役割を果たし始める。

 

 

いずれは「人が働かなくていい世界」がやってくる。

 

AIやロボットに仕事を奪われる…ある意味では、事実だろう。

 

だが、奪われるという発想を持つ必要はない。

 

私たちの方から、AIやロボットの側に、面倒な仕事を受け渡すのだ。

 

そして、私たちはやりたいことだけに没頭できるようになる。

 

素晴らしいことではないか。

 

 

IT革命とグローバリズムにより、経済格差や情報格差、教育格差など、あらゆる分野で格差がどんどん拡大している。

 

今後はAIやロボットを使いこなす人と、そうでない人との格差の拡大が始まる。

 

使いこなす側が受けられる恩恵と、使いこなせない側の不利益は、これまでの格差とは比べものにならないほど、大きくなるだろう。

 

とてつもない「AI格差」の時代が、始まりつつあるのだ。

 

 

メールやスマホ、SNSが出現したとき、「そんなものに頼っていたらダメだ!」「インターネットのことは、まるでわからん」などと、旧態依然たる生き方や働き方に固執していた厄介者たちが、いまどうなっているか。

 

答えは明白だ。

 

 

僕たちはもう働かなくていい (小学館新書)

 

 

 

 

 

堀江貴文氏は、本書の中でこう述べている。

 

『テクノロジーの歴史は、“身体拡張”の歴史でもある。

 

自動車が登場して、人力車や飛脚はいなくなった。

 

移動の手段を、私たちは自動車に“拡張”することで、1日で数百キロを移動することができるようになった。

 

人類は身体の“拡張”を繰り返してきた。

 

そうして過去から想像もつかないような、質の高い生活を過ごしている。

 

自動運転やドローンも、いわば「目」や「耳」など感覚の技術拡張と言える。

 

AIやロボットは人間の“身体拡張”の最良のサポーターである。

 

手を組み続けていこうと、考えるのが正しい。

 

仮にAIが奪う側だとして、AIに負けじと、自分も進化しようとは思わないのか?

 

それこそが人間ではないのか?』

 

 

『歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリは、AIの進化が加速していいく今後、人々がどのように生きていくべきかを、わかりやすく提言している。

 

21世紀の人間は、「狩猟民族に学ぶべきだ」という。

 

狩猟民族は自分たちの願望に合うように環境を変えるのではなく、自分自身を環境に適応させてきた。

 

そして自分の身体や五感に対して、鋭敏であり続けた。

 

生き延びるために、目で見ること、耳で聞くこと、鼻で嗅ぐこと、すべてについて研ぎ澄ました。

 

それらは現代人が、いま失いかけているものだ。

 

30代、40代になろうと、新しい知見を得る好奇心を持ち、狩猟民族のように鋭い感性と柔軟性を使いこなすことが、AI時代を生き抜くには求められるということだ。

 

だが、好奇心も感性も、柔軟性も、狩猟民族が有していた能力は、実は、AIやロボット、“身体拡張”といった現代のテクノロジーを駆使していけば、ほぼすべてをカバーできるようになるのではないだろうか…』

 

 

時代は変わる。

 

本書の中で、堀江氏は「我々は人間のまま“死”を迎える最後の世代」になるという。

 

AIやロボットがどんどん進むと、人間の身体の不具合ができたとき、ロボットのパーツとや臓器と取り替えられる時代がくるからだ。

 

それどころか、アニメの攻殻機動隊のように、直接、脳とネットがつながる電脳の時代もいつか現実の世界になるかもしれない。

 

 

「根拠のない感情論で、テクノロジーの進化をせき止めてはいけない」

 

今一度、狩猟民族に学び、生き延びるため、五感を研ぎ澄ませたい。

 

 

 

 
 
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