「趣味や価値観がバチッと合った相手が運命の相手で、
ひとはそういう相手と結婚するものだ」
という世の論調にわたくしかねがね「そらちゃうで」と申し上げてきました。
(自分がたまたま、最高に趣味と価値観の合う人と失敗して、
趣味も価値観も合わない男と結婚してるから 笑)
そんな私が「ぬおっ!なんか共感!」と思った言葉があります。
私がよく拝読してるブロガーのなおみみさん
が、
苦労して壮絶な人生を歩いてきた女の先輩に言われた言葉です。
以下、なおみみさんのブログから許可頂いての抜粋です。
(なおみみさんありがとう!)
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夫婦ってのはな、敵同士や。修行の相手や。
同じ宿命を背負ったもん同士が結婚するんや。
そこ、キッチリ覚えときい。
愛だの恋だの、そんなもんありゃあせん。
二人の宿業が絡み合ってがんじがらめになって、
お互いに、殺し合いをしながら生きていくんや。
(※殺し合いはあくまでも例えね)
夫婦でな、悩む側と悩ませる側がおるよな?
これはな、悩ませる側の方が境涯が高いんや。
だからな、悩む側の宿業なんやで。
だからな、悩ませる側ってえのは、大変な役目やてなあ。
結婚する相手は、
惚れた、好いたで選ぶもんやない。
男が選ぶもんなんや。
男はジーっと狙ってんねん。(笑)
本能でわかるんや。
この女となら宿命同じや。
この女となら、宿命乗り切って、
俺のこと変えてくれるんやろか・・・
そう思って、女を見とるんやで。
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すさまじスギルスキル!
「生物学上、似たもの同士のつがいだと共に滅びる可能性がある」とか
「お互いの世界があまり交わらないから広がりがでる」とか
わたくし、そんな論旨でいろいろゆうてきましたけども
この「コイツあたしの修業のために神様から遣わされたのでは…」と
ギリギリ歯ぎしりしながら思うときって確かにあって、
そうすると向こうも「どうしてお前はそんなにも俺を苦しめる…」
みたいな顔をしているわけで、しかもそれは片方だけの問題ではなく、
それぞれの悪癖がからみあっていることがほとんどなわけで
この先輩の発言はしみじみと…いやギリギリと身にしみます!
私たちの場合は苦しめる側と苦しむ側って決まってなくて臨機応変(笑)だけど、
宿業なあ。なるほどなあと。
「趣味や価値観」が合うのではなく、「宿業」が合うから、
それをそれぞれ乗り越えられる相手だから、添うことになったのね…!
結婚したら、甘甘だけではやっていけないことがわかる、それがめおと道。
ふんわりしたロマンや夢なんて食費の足しにもなりゃせんじゃないの!と
なぜか後半は広島弁で言いたくなる、シビアでめんどいめおと道。
だけどしんどいかっていったら、やっぱり独りより俄然しあわせで
楽しいよ、と断言できるめおと道。
諍いも人間的に成長するための必須課程と思えば、アリだ。
というわけでまだ見ぬ伴侶をお探しのみなさん、
こんなもんなので気負わず採点厳しすぎず、いこうじゃありませんか。