スナフキンを机に座らせる無茶ってのはある。 | フーテンひぐらし

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永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。


先日久々の女友達と会った。


彼女と私とあともう1人とで
「チームいばら(=スサミストリート)」
発足していたのは何年前だったか。



1人はしやわせな結婚をし、
私も今の相方ができ、
彼女も今は募集中だけども
長かったいばら男とも切れ、
チームはめでたく解散したのだった。



今はスッキリとした顔で仕事に打ち込む女友達に
そのいばら男くん(私が知る限りド級のいばら)
その後を聞いてみると、相変わらず新しい女子を
複数囲っているようだ。
そしてそれは流動的に更新されていく 笑



彼自身は、
女関係を抜かせばそれはもう、
申し分のない男なのである。
仕事にも熱いし人望はあるし、
金も稼ぐし、親もすごく大切にするし。



いばらから遠くなった今、思うのである。



いばら男たちは、決して「ワタシ」に対してのみ
こずるかったり都合よくしてたわけではない。
彼らは別に「悪人」というカテゴリではないのだ。



ありゃあ、人生の軸が他に強いものがあって、
女というものに関しては、ほぼ全般に
「今は面倒を避けてオイシイとこ取り」
スタンスを通す人間なだけだ。

少なくとも、今は。



ちょっとよさげなら本気で口説くし、来る者は拒まないよ。
でも今は真正面からマンツーにはなる気ない。
ひとりに決めない。決める必要性もない。



最初からそんな心情なのだろうよ。
だからすんなりハードル低くて優しい、てのはある。


でも残念ながら、
女の愛に思わずほだされて…。
なんてこた、はなからない。多分。



くれる愛は受け付けるよ。
でも君の望むよなお返しはできねえよ。
出入りはどうぞご自由に。



そんな自由人に、何とか真剣になって欲しいと、
責めたり、かいがいしく振舞ったりしても、
しょせんは立ちたいフィールドが違うんだろうな。
彼を机の前に座らせて、勉強させることはできないのだ。




だからこそ、ほこほこした幸せを望む女子は、
打てば響く当たり前のラブが欲しい女子は、
はなから真正面の取り組みをしてくれる、
フツーの男に、フツーにいくべしなのだね。



好みとか価値観の一致とかに踏み込んで喜ぶ前に、
そのフツーの、ありきたりの恋愛観をもつ男を
きちんと見つけるべしなのだね。




さすらう流浪のいばら男よ、ごめん、と今は思う。


たぶん是非とかじゃない。


君らを真剣勝負のフィールドに引っ張りあげようと
思うこと自体、おこがましかったのかもしれない。



流浪の旅の果てに、人とは違うタイミングと判断で、
オンリーワンを見つけるかもしれない。
見つけないまま、さすらうかもしれない。


でも君らはきっと、それでいいんだね。
それがきっと、「俺らしさ」なのだろうね(o^-')b




ま、卒業組はそのへんを腹に叩き込んで

今後はあたたかい道を歩けるようにがんばる所存であります 笑