『大好きなおばあちゃんへ<その後>』 | 【「サブスリー塾」サブスリーランナーのトレーニングって?】

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ブログショートストーリー -NO.6-
『大好きなおばあちゃんへ<その後>』
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僕はおばあちゃんが好きだった。

縁側で老眼鏡をかけて
お話しをしてくれるおばあちゃんが大好きだった。

そんなおばあちゃんが天国へ行ったのは
二年前、よく晴れた日の午後だった。

中学二年生になった僕は
「天国のおばあちゃん」宛に手紙を出した。
もちろん返事が来ないのは承知の上だ。

しかし、それから三日後。
なんとおばあちゃんから手紙が返ってきた。

その手紙にはこんな事が書かれていた
「今度、老眼鏡を送ってください」

そんな返事が来た数日後。

僕は老眼鏡をケースに入れ
「天国のおばあちゃん」宛に宅急便を送ってみた…

返事になんて書いてくれるだろうか?
おばあちゃんは今、何をしているだろうか?
僕は真剣に返事を待っていた。

そんな事を考えていたら
僕は嬉しくて毎晩なかなか眠れなかった。

今夜もそうだった。
ワクワク感で寝付けない僕の耳に
どこからか話し声が聞こえてきた。
内容はわからなかったが
その声は確かに「おばあちゃん」と言っていた。

僕は自然と声のする方へ歩いていった。

声は両親の寝室からしていた。
僕はばれないようにソーッと扉を開けた。

部屋の中を見た時、僕は倒れそうになった。

そこにおばあちゃんがいるではないか!
なんとお父さんがおばあちゃんにカメラを向けている。
老眼鏡をかけたおばあちゃんは
ピースをしながらにこやかに笑っている。

「やったぁ!!」
僕は嬉しくなり、扉を開け
おばあちゃんに駆け寄ろうとした。

と、その瞬間…

「あなた…こんな事をして健太、喜ぶかしら…」
おばあちゃんはカツラをとりながらそう言った。FIN


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