最近
読書から遠ざかっています
この夏は
ほとんど読んでいませんでした
そんな中
「宇宙からの帰還」読み終えました
この本は
昭和60年(1985年)初版の文庫本です
私が若かった頃読もうと思っていたのですが
これまでずっと屋根裏部屋のこやしになっていたのを
取り出して読了したのです
内容は
NASAのアポロやスカイラブなどで
宇宙に飛び立った宇宙飛行士への
インタビューです
多くの宇宙飛行士は
宇宙空間から地球を見ることによって
決定的なインスピレーションを受けています
それは
宗教的
あるいは哲学的な感情で
神はいるのか
その神とはどう言う存在なのか
人はどこから生まれてどこへ行くのか
人々の人生はどんな意味をもっているのか
についての答えを
感じるのです
光と闇の中で
青く光る地球を月から帰る宇宙船の窓から
眺めている時
宇宙飛行士は
永遠に解決できそうもない
そのような壮大な問いに対する答えを
理解するのです
そして私も
その実体験のインタビューを読んでいると
その感情の一端が理解できるような
気がするのです
近すぎていつもは見えない地球を
宇宙空間から見ることによって
その儚さ
美しさ
強さ
愚かしさ
全てを理解するのでしょう
