お彼岸に入った日曜日
家族でお墓参りに行きました
我が家は
妻の両親のお墓と
僕の両親のお墓が同じ墓地で
通路を挟んではす向かいにあります
私の家のお墓は
父がまだ若い頃に
作ってあったのですが
それは寂しい山寺の斜面にあり
足場も悪く
まだ健在だった母は
こんな寂しいところに
入りたくないと
言っていました
そしてその後
まだ誰も入っていなかったこともあり
妻の両親のお墓のすぐ近くに
移した経緯があります
なので
一つの霊園で
両家のお墓参りができるのです
今日は
昨年暮れに
父が亡くなってから
初めてのお彼岸です
両家のお墓に
花をたむけ
お線香の煙が
あたりに立ちのぼると
なぜか
晴々とした気持ちになります
生まれた限りはいつか
お墓に入ることになるのだからと
そんな
当たり前のことが
すとんと
腹に落ちてきて
しばらく
立ちつくして
いました
穏やかな春の日の
お墓参りとなりました
