江戸の人口増に対応するため

造られた多摩川羽村堰

単気筒のエンジン音を響かせて走ります

 

上流へ目を向けると

川幅が狭くなり

奥多摩渓谷へさかのぼる

 

取り込まれた多摩川上水は

秋の日差しを浴びて

輝いています

 

路地裏をスイスイ走るのが

得意なバイク

 

そして

その昔、二人の娘の

七五三でお参りした神社へ

 

今は亡き

義母、義父、母が小さな孫を

目を細めて見つめていた日を思い出します

金木犀が香る
秋晴れの一日