妻も僕もすでに母はいないので、祝うことはない気楽な母の日。けれど娘達にとっては妻は母なので、ケーキや衣料品などをいただいたようだ。

 

妻は自分ではそのような素振りは敢えて見せないようにしているようだけれど、実は乙女なところがある。靴や帽子も、どこかにピンクがあしらわれているものを持っている。ベッドの横の本棚にはいわさきちひろの絵本などがひっそり置かれている。テーブルの花瓶にはピンクのカーネーションとガーベラ。母の日などとは、会話にものぼらない日曜日だけれどひっそりと母の日を過ごすのです。