冬の夜はのんびり熱燗。
これはいくつかの要素、タイミングがピタリとハマッた時のこと。
時間的なこと、つまみ、次の日のスケジュール、そして気分。
今日は年明け、少しピュアな取り合わせで。
青磁。
どれも切れのあるエッジのきいた品々。
その中でもそれぞれ全く違った力が漂います。
一番面白いのは、鈴木治氏のもの。
オブジェ系、アート系の作品が多い中に偶然出合ったラブリーな小さな徳利。
8つの面が優雅にやわらかなフォルムで構成されます。
口の広がりと腰のライン。
すごいバランス。
それから注がれるぐいのみは深見陶治作。
氏もオブジェの印象が強い作風。
シャープで小またの切れ上がった器は、熱燗よりはむしろ冷え冷えの雰囲気。
キリッと全体を引き締める、かなり小さな高台。
使うにも緊張感が走ります。
そして、2つめの徳利。
川瀬竹春の長男、川瀬忍作。
美しい五角形の豊な面は、端正な気品に溢れます。
ゆったりとした量感のあるプロポーションからキリリと引き締まった口。
貫入もなかなか趣きをかもし出しています。
つまみはいただき物の鮭児。
それもスペシャル。
こんなにおいしいのは初めて。
下手だけと自分でさばいて盛り付け。
お刺身と、焼と、皮はパリパリに。
この贅沢な充電をへてまたリセット。
明日からのエネルギー、モチベーションへと変わります。
まだまだ1月、冬は長い。
そろそろ鍋もいこうかな?
どちらにしても、飲みすぎ注意報。
特にお酒はキケン。
油断はいけません。