「鰻、好き?」
またまた、昔話に成ってしまうんですけど、
聞いてもらえます~

そろそろ暑く成って来ます、
暑い夏になると、思い出すんですよ、
学生時代に、
アルバイト雑誌で給料より、
食事の内容に惹かれて鰻店に応募しました。
それは、
毎週土曜日には晩御飯に、
うな丼が出る条件が付いてました。
昔は、飢えていたんですよ。
だから、家庭教師のバイトも、
良い食事が付くことを条件にしてました。
あの時代で、
学生としては一寸贅沢な食事が取れたんです。
でも、
夏には土用の丑の日が在るのを失念してて、
その日の忙しさたるや、スンゲーかったです。
バイトに慣れて来ると、そこの板前さんが結構やさしく、
授業が終わり店に入り、
仕事に着くまえには、
「学生さんは若いからお腹はいつも空いてるだろー」と、
崩れたかば焼きを小さな鰻丼にして、
食えと照れくさそうに言って、
土曜以外にも好い思いをさせてもらってました。

こんな思い出が、鰻にはいつも、付いてきます。
あんなに食べたのに、未だに鰻は大好物です。
