名にし負う(月刊誌『小原流挿花1月号』より抜粋) | 小原宏貴オフィシャルブログ「家元のひとりごと」Powered by Ameba
2019年01月01日

名にし負う(月刊誌『小原流挿花1月号』より抜粋)

テーマ:ブログ

我々が、日頃手にしていける植物の名前は、さまざまなモノになぞらえられてきました。
色々な言語の植物名でも見受けられますが、こと日本では、昔から見たままではなく、他のモノで表す「見立て」という文化が存在するからか、和名にそうした例えが特に多いように感じます。


薄の花穂を動物のしっぽに例えて、「尾花」。
独特の仏炎苞と肉穂花序の形を、仏像の光背と僧侶に見立てて「坐禅草」。
袋状の唇弁を武士の持つ武具・母衣になぞらえた「敦盛草」や「熊谷草」。
数を上げればキリがなく、時には無理やりにも感じることもあります(笑)。


秋になると、よく目にする「水引」。
今月の特集で取り上げた水引にちなむ名前です。
タデ科ミズヒキ属の多年草で、米粒大の小花をつけた花穂は地味なため、あまり目立ちません。
最もよく見かける赤の水引は、犬蓼などを連想させる発色で、印象深くはありますが、色彩豊かな秋の草花のなかでは、決して主役をはるような存在ではありません。
それでも、なぜか見つけると気になります。
それは、おそらく地味な見た目と打って変わって、縁起の良さやみやびさを感じる「水引」という名前に惹かれているからかもしれません……





この続きは本誌にて。
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