緩和延期する理由が見当たらない | ひろのひとりごと

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日本は財政危機ではありません。
日本にはびこっている財政破綻論に異議を唱えます。
「日本経済が頂点に立つこれだけの理由」にて作家としてデビュー致しました。
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4月28日の金融政策決定会合で緩和が見送られてしまいました・・・

それに合わせて緊急って程じゃないけど、ただ単に収録日のタイミングが合っただけではあるんですが、チャンネルくららの番組でもこの緩和先送りの件について取り扱いました。



まあ、結論から言うと、

「デフレ脱却のハードルが高くなってしまったな」 と・・・

最近の日本、世界の経済状況
G20などの国際会議での景気対策強化の合意
次の政策決定会合までの間隔が開いてる
選挙が近い

などなど、今回ばかりは流石に緩和やるだろうという観測が強かっただけに、市場の失望はかなり大きかった様です。

5月2日の段階で円相場は1ドル106円台に。
CMEの日経平均先物は16000円切りました。

まあ確かに、緩和を延期する理由が見当たらないので当然といえば当然ですが、
番組の中でも言いましたが、リフレ政策のキモはインフレ期待の形成、政府のコミットメントです。
政府、日銀が何がなんでも、あらゆる手段を講じてインフレ目標を達成するんだという強いメッセージを出さなければ、インフレ期待は醸成できない。

今回の緩和見送りは、その政府のインフレ目標達成の本気度を疑われる結果となりました。

インフレ期待が起きなければ、企業としても将来インフレにならないんなら、今投資しても損になるだけ、雇用を増やしてもリスクが増えるだけ・・・
と、景気が失速してしまうわけで

インフレ期待がなければ、今の緩和を継続しても効果が薄くなります。
白川総裁時のなんちゃって緩和と同じですね。


この市場のデフレ予想を払拭するには、市場の予想を上回るサプライズ政策をやらないと無理でしょうね。
番組でも言いましたが、

消費税延期は当然。減税まで持っていかなければムリ
20兆円以上の追加緩和は必須
20~30兆円以上の補正予算

これくらいは最低限ないとムリですね。

あと、上念さんが番組の中で触れられていること、八重洲イブニングラボでの情報によると・・・



今回の先送りの原因の一部に、金融庁によるマイナス金利時の評価基準の策定がまだできていない事、そして金融機関もマイナス金利への対応や、経済がインフレになった場合を想定したシステムがまだ構築できていないので、緩和拡大した時の悪影響を懸念しているというのがある様です。

まあ、15年~20年続いたデフレの中で構築されてしまったシステム。
これもデフレレジームの一種なんだろうなと思う。

これは金融機関だけでなく、一般企業も同様ですね。最近人手不足が叫ばれて、失業率と有効求人倍率がどんどん改善されていますが、給与の上昇スピードは鈍い
ここまで人出不足になれば賃金がもっと上がってもおかしくはないんですが、デフレに慣れてしまった企業経営者の立場からすると、思い切った給与アップには抵抗があるのでしょう。

みんながいっせーのーで、ぽんっと給与を上げれば、個人消費も伸びて企業にもリターンが帰ってきて、経済全体が活性化するのだろうけど、イチ企業の立場から見ると給与アップは難しい。

いわゆる「合成の誤謬」がいま日本で起こっているわけで、その「合成の誤謬」を打ち破り、みんなでせいっせーのーせを実現するのが、インフレ期待の醸成であり、政府のコミットメントの強化であるわけなんですが・・うーむ

安倍首相や黒田総裁、岩田副総裁、日銀審議委員の原田教授においては、こんなことは釈迦に説法、わかっているはず。
なので動画で「緩和延期する理由が見当たらない 」と私が言ったのは、表面的な経済情勢だけではなく、水面下の金融システムや制度などのテクニカルな部分に問題があったのだろうなと、そういった考え、思いを含めたコトバだったのですが。。。む~

まあ、できることならそんなのかんけーねーってな感じでドカンとやって欲しかったですね。
これ要は銀行の怠慢だろ?というのがホンネではありますが・・・

日本のデフレレジームは我々が考えているよりもはるかに強敵なのかなと。
「世の中を変える」は言うは易しだけど実際やるのはムズい。やらなければならない事が多い。

なんかハードルが高くなったというより、超えなければならないハードルの数が増えたという感覚の方が近いかも
110mのハードル競走だと思ってたのが実は1000mだったとか、そんな感じ

でも、やらなくちゃならないことはこれまでと同様、一緒なんですけどね。

デフレレジーム脱却のためのハードルは高まったが、これまで同様に地道に政策転換を訴えていくしかないかと思われた方はクリックをお願い致しますm(_ _)m
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