ルパン三世 TVファーストシリーズ
1971年から1972年にかけて、初放送されたルパン三世TVファーストシリーズ全23話をWOWOW放送版で、ちょっと前から少しづつ見ていたんですが、本日ついに見終わりました!!
今まで、再放送だったり、レーザーディスク版だったり、DVD版でも見てきていて、今回見直すにあたって、一番映像がきれいだったWOWOW放送版を選びました。 ← おそらくブルーレイ版もこんな感じなんだろうね。
当時夢中になって見てた空気感を想い出すことができて、非常に感慨深い鑑賞でした!
映像がきれいなので、昔見てた時と、かなり印象が違い、実に新鮮!!
新たな発見もあり、至福の時間を過ごすことができました!!
神に感謝ですね!?(笑)
再放送は、ひと昔前は、何度も繰り返しやっており、夕方ぐらいからの放送だったような・・・・・・。 学校から帰ってきて、必ず見てた気が・・・・・。
セカンドシリーズも放送されたけど、こっちは途中から見なくなった。
自分が成長したこともあるんだと思う。
あまりにも、子供向けになってしまっていたからね。
で、TVシリーズはその後も続くし、劇場映画も続々作られて、その人気は不動のものになっていく「ルパン三世」なんだけど、全部を見てないにしろ、映像作品で、いまだに傑作!と呼べるのは、
このTVファーストシリーズだけっ! っと、断言してもいいくらい!!
今回、その全23話を見て、改めて、傑作ぶりを確信しましたヨ!!
何が、ここまで私を引きつけるのか?
他のシリーズとは、どこが違うのか?
私なりの意見を書いておきたいと思います!!
<「ルパン三世TVファーストシリーズ全23話」のここがスゴイ!!>
★山下毅雄の音楽が、抜群の劇的効果で大興奮しっぱなし!!
これは奇跡といってもいいかも?
曲もかっこいいし、劇的効果はあがってるし、見てて聴いてて、うなりまくり!!
初めて聴いたときから魅了され、今でもそう!!
だから、セカンドシリーズの大野雄二の曲を聴いた途端、その落差にガックリ!(笑)
曲自体は、けっして悪くないけど、劇的効果は残念ながら上がってなかったと言わざるおえない!!
セカンドシリーズを見なくなったのも、この音楽を聴くのがイヤだったっていうのもある!? ← そのくせ、レコードとかCDは買って持ってる!?(笑) なんか矛盾してるけど?(笑)、音楽自体はいいです! ただ、映像と組み合わると、・・・・・効果がなくなっちゃうんです!!
マンガ的な音の付け方というのかな、場面の動きと音を異様に合わせていて、音楽で、場面そのものをわざわざ説明している。 いわゆる二重に説明しているわけで、こういうのは、クドイ!! 見てて聴いててウンザリする!!
一方、山下毅雄の音楽は、すべての曲が奇跡的にカッコよくて素晴らしい!!というのもあるけど、場面以上のものを曲が表現していて、これは、熟練した映画音楽家たちが良くやるテクニックで、感心感心!!
要は、キャラの心情を現わす曲とでもいうのかな。
たとえば、キャラが笑っていても、心で泣いてる場合は、悲しい曲を使うとか、場面とは正反対の曲を使う手法。
また、ムード重視の曲も多い。 これがたまらなく魅力的で、感性にくる!!
素晴らしい演出をさらに盛り上げてくれている!!
要は全体的に、センスがいいんだなああ。
キマッテルし、カッコイイ!! 実写的!!
大野雄二版だと、キャラが笑っていれば、音楽も笑ってることが多いし、全体的にオチャラケタ曲が多すぎる!!(笑) 音がフザケてるんです!!
おいおい、そーじゃあないんだよ!!って、いつも思う。(笑)
音楽編集も多く、目まぐるしく曲が変わる!! マンガ的!!
そーいう演出、そーいう意図に合わせたっていうこともあるだろうけど、この繰り返しを、毎回やられると、さすがに聴く気が失せる。 見る気が失せる。
★峰不二子の魅力が奇跡的に、全開していて、大興奮しっぱなし!!(笑)
70年代の実写映画もそうなんだけど、この頃の女性って、生々しい妖艶さがあるんですよね。
妖しい魅力・・・・・・、妖しいお色気・・・・・・、とでもいうのかな。(笑)
それらが踏襲された絵のタッチと、声優さんの声の魅力が加わり、ほんと、実写かと思うほどの危険な?魅力があり、我々世代の男の子は、大人の女、峰不二子に完全にノックアウトですよ!!(笑)
この想いをどーしても引きづってるんで?(笑)、セカンドシリーズ以降の峰不二子は、好きになれない。
妖艶さは、完全になくなり、妖しい魅力、妖しいお色気もなくなってる。
洗練されたファッショナブルなお嬢さん!っていうのが、セカンドシリーズ以降の峰不二子。 美人は美人なんだけど、マンガ的な美人。(笑)
実写的な美人じゃあない。
そういう峰不二子が出てる作品は、見たくないっていうのが本音なのだ!(笑)
★ストーリーがハードボイルド!!
アダルト向けで、ハラハラドキドキのしっぱなし!!
最初から意図してたんで当然だけど、
大人向けに作られたのが、ファーストシリーズ。
子供向けに作られたのが、セカンドシリーズ以降・・・・。
そのへんが根本的に違うんで、まじめに比較してもしょうがないんだけど、子供って、大人の世界をのぞいてみたいもの!!
そんな際どい世界を見せてくれたファーストシリーズは、スゴイと思う!!
子供でもハマッてしまうのは当たり前!!(笑)
まとめると、
子供も、大人も楽しめるのが、このルパン三世ファーストシリーズ!!
大人の鑑賞に耐えられないのが、セカンドシリーズ!!(笑)
ということになる!!
・・・・・・
とはいえ、今、セカンドシリーズを見始めてるところです!!(笑)
やはり、くだらなすぎて(笑)、見るたんびに、ウンザリなんですが?(笑)、やはり、ルパン三世は大好きなんで、子供時代、挫折したセカンドシリーズを、ファンとして、この機会に全部見ちゃおうという趣向!!
このまま、見なければ、なんか後悔するような気がするからね!!??(笑)
死ぬ間際になって、
あああああ、「ルパン三世セカンドシリーズ」だけは、見ときゃあ良かったなああって、真っ先に思ってしまいそうだから!!??(笑)
<「ルパン三世」TVファーストシリーズ全23話を見て気づいたことアレコレ>
★峰不二子が出てこない話が数話ある。 ← 全話出てると思い込んでいた。(笑)
★絵のタッチが全体的に他と変わっている話がある。 キャラのタッチも違う。
★背景画が極端に雑な話がある。(笑)
★新曲を多く使ってる話がある。
★タイトルと内容があってない話がある。
★峰不二子の髪型がロングだったのに、次のカットでは、突然ショートカットになる話がある。 ← これはミスですね。