<ジェリー・フィールディング作品 雑記>

 

アウトロー

1976年公開!

音楽、ジェリー・フィールディング!

監督主演は、クリント・イーストウッド!!

昔、TV放送で、スタンダードサイズ、日本語吹き替え、短縮版で見たことあるけど、今回やっと完全な形で見れました!!

WOWOW放送版で、鑑賞!!

音が、5.1chで、シネスコサイズ!!

イーストウッドも好きな俳優だったけど、自分が注目したのは、音楽がジェリー・フィールディングだったから!! ←きっかけは、「ダーティハリー3」の音楽。FMの映画紹介番組で、本編から録音されたメインタイトルの曲が流され、そのあまりのかっこよさに痺れたため。 ←残念ながら、当時サントラは出ず。←映画も、当時見てない。(笑)

その反動か、フィールディングサウンドを渇望!! 

「アウトロー」のサントラLPと「わらの犬」「メカニック」「チャトズ・ランド」「追跡者」が収録された2枚組LPが、当時唯一発売されてたんで、迷わずゲット!! 映画は見てないのにもかかわらず。(笑) ←「ワイルド・バンチ」もLPは、発売されていたのに、当時入手しなかったのは、廃盤だったから?

で、曲の多くは、メロディがほぼない不協和音の連続。

普通は、つまんないはずなのに、目を閉じてじっくり聴き入ってると、なぜか演奏家たちの超絶テクニックが目の前に浮かんできて、まるでライブコンサートを聴いてるんじゃあないかと錯覚し、異様に興奮!?(笑) その何とも言えないナマナマしさに(笑)、超絶に魅せられたんです!! ←他の作曲家の音楽で、それを感じることはほぼない。 ←「ダーティハリー3」「ガントレット」では、これに即興ジャズのフィーリングが加わる。←これもライブ感覚!!

そんなわけで、

はやくから、ジェリー・ゴールドスミス、エンニオ・モリコーネ、ジョン・ウィリアムズに続いて、自分の好きな映画音楽作曲家の一人にフィールディングを選出!!(笑)

ただ、どうしても、ヒットパレード向きではないんで、あまり音楽を聴き返すことがなく(笑)、聴くときは、聴き流すより、じっくり聴いたほうが、効果的なんで、ますます聴く機会がなく(笑)、今やフィールディングだけは、忘れかけてたんですが(笑)、先日見た「スコルピオ」で、フィールディングの音楽の素晴らしさを再確認!! フィールディング熱再燃!! ちょっと、また追いかけてみようかと!!(笑)

 

で、この「アウトロー」の音楽は、アカデミー作曲賞にノミネートされてます!!

(授賞は、「オーメン」のジェリー・ゴールドスミス!)

 

さてさて、そんなフィールディングサウンドが久しぶりに聴けるってことで、見る前からワクワクしましたよ!(笑)

で、見たら、案の定、大興奮!(笑)

初見時とまったく見る環境が違ってたんで、新鮮な気持ちで見ることはできたし、改めてフィールディングの素晴らしい音楽効果を堪能!!

フィールディングの音楽、やっぱいいですわーーー!!

メインタイトルのドラムの音が超ド迫力だし、流れてくる音楽すべてに、劇的興奮を狙った意図的な工夫が凝らされており、見てて聴いてて、うなりまくり!!  音楽と場面の合わせ方が、実に神技的でうまいんですよ!!

いやああ、あっぱれです!

オドロキました!!

←「スコルピオ」のときも感じたんだけど、映像といっしょに聴かないと、この絶妙な音楽効果は、わからないと思います!!

本当の映画音楽とは、まさにこれ!!

間違いなく、フィールディングの絶頂期!!

大傑作音楽!! ← 映画のほうも、イーストウッドの傑作でした!!

 

サントラLPを、久しぶりに聴いてみようっと!!