UMAくんヒロコスモ宇宙人くんだお


ただなんとなく 

オエー半世紀綴りオエー

的な凝視 いよいよ 暗黒期 最終章!




春はね 思い出す季節 

20年ほど前
桜🌸の季節のちょっと前に

私はバイクの事故で 顔の半分を骨折した際

  道端に1人バイクと共に 倒れていた私を
   近くの若い大学生達が助けてくれた

遠くないので家までバイクで帰ります
      そう言って聞かない私を
    車で伴奏して送ってくれたのだ 
        
         家に着くと
 お姉さん 絶対にすぐに救急車を呼んで下さい!
     なんと美しい心なのだろう...
  送ってまでくれて 真剣に伝えくれた

  彼の言葉が身体の隅々まで 浸透して来て 
     泣きたいのを 必死で堪えた

 だって ここで泣いたら もう堪えてた何かが
     一気に 崩壊してしまいそうで 
  良い年こいて 絶望感満載のイタイ女 
     そてまでバレてしまったら

 この人達の未来に 影を落とさないだろうか
   そんな事を本気で考えてしまって

それくらい その時 自らが仕掛けた闇に
どこまでも深く堕ちていた住人だった
だけどその時に 深い闇に堕ちた事

それは何も 悪い事じゃない
今ならそれがわかる

何故なら そこからじゃないと
わからないもの

そこからじゃないと
見えないものが 私にはあった

     朝起きて 覚えて無かった
     多分 頭を打っていたから...
   事故の直後から 助けてもらうまでの
        記憶だけが無い

       身体中が 重い 痛い...
       お父さん なんか痛い。。。
  私を見るなり 何だその顔はーーーーっ!!!

   そう言われて慌てて 鏡の前に立って
     私も ものすごい声で叫んだ

     顔が血だらけの真紫色で
   3倍くらいにぱんぱんになっていて

  それは間違いなく ホラーだった。。。

    私は 華麗に 見事な 本物の
     ゾンビに 仕上がったのだ

  人間が内に秘めた 闇の創造力の凄さを
  自分に見せつけられた すさまじいよね〜

   友達は その時の顔を報告で送ったら
     後々 元気になった後も
     何度も夜中に見せて来て
  マジでこえーよー これ!やばくない?
  生きてて良かったね と何度も言ってた



      近くの病院では何件も
    受け入れられないと告げられ

  田舎に住んでいる 田舎者の両親には
     都会の病院での入院期間
    大変だから来なくていいと
      言ってみたものの

    寂しがりの私 夜は心細さで
  いっぱいになるかと思われたそれも

      その時の私にとって
  窓から観える夜景は あまりに美しく
 
 痛んで居る身体は とても敏感になっており

    繊細な思いが沢山湧いてきて
 それはそれは とても豊かな時間を過ごした

 そして 毎日眺めた窓の外の景色までもが
    忘れがたい大切なものになった

 病院では とても優しい担当の先生に出会えて
   先生がいつも励ましてくれて 優しくて
    先生の巡回が 結構嬉しかった

    先生とは 退院して 一度だけ
       ご飯を食べに行った
    忙しいのに 時間を作ってくれた

  本当に先生じゃなかったら 無理だった
      
  だって先生さ ドクターコトーみたいじゃん
     私ドクターコトー全部観たの
  声出してさ わーわー泣きながら全部観て
 それで本当に居るんだ〜って ビックリした
    
    最初先生じゃなかったじゃん?
   二回目から 変わって先生になった
     絶対にご褒美だよこれ!
   先生で本当良かったって思ったよ

  えー本当〜 嬉しい よく頑張ったよね
    ひろこさんのお友達 沢山来たね
    みんな個性的で 素敵な人達で 
 ひろこさんも 派手で病院で目立ってたねw
    
   私の事褒めてはないよね。。。と私

      先生は 優しく笑った
    先生は本当に 離島にヘリで
     人を助けに行ったりした事
     沢山の経験を教えてくれた

  病院の先生が どれだけ凄いお仕事なのか
       初めて肌で感じた

   中性的で 凄い技術と 聡明さがあって
   愛情深く そっと寄り添ってくれる
     柔らかい優しさがあった

  同じ人間として 恥ずかしくなるほど
 それが 押し付けがましくなく 可愛くて
       凄くかっこよかった

   よく小さな子が 病気で入院後
  先生に助けてもらって 自分も憧れて
 先生になる! っていう意味がよくわかる!
     だってカッコいいもん!!!

  病院があれほど 無意味に怖かった私も
 私はそれから先生とか病院の見方が変わった

   何故なら その時の全ての出来事が
      夢みたいだったから

    お見舞いに来てくれた沢山の
     仲間との会話や 出来事

  術後 目が覚めると もう既に待機してて
    大丈夫か?って顔を覗き込んで
   話かけてくれた おじさんの友達

    いつも好きだって言ってくれてw
         その時は
    一本の綺麗な お花を持って来て
     プレゼントしてくれたね
   
   さすがに まだ全身麻酔明けだし
    おじさんだし ビックリして 
     早っって思ったけど
     嬉しかったんだよーーー

   もうその人も 星になっちゃったな
 そらに帰ったら もう一度お礼を伝えさせて☆

   
   車の免許を取って迎えに来るからね!
    そう言って 本当に持って来て
    運転して車に乗せてくれた友達

   私の女友達は とにかくカッコいい
   私もその子に ヒロは男みたいだよ
 ヒロシ!って ヒロコなのに言われてたけど 
       負けてないじゃん

  迎えに来たぞーーー! って免許チラチラ
     させて嬉しそうに手に持って
    取り立てでハイエースかよ!っつて
        病院の狭い道を
  わーわー言いながら乗せてくれた思い出
     思い出すだけで泣けてくる



     お風呂の許可が出るまで
  身体が動かせず 自分で入れなかった私を
   お風呂に入れてくれて 洗ってくれて
     楽しくお世話してくれた
      元看護婦さんの友達

     姉妹で駆けつけてくれて
 タオルとコジコジの漫画を持って来てくれて 

病院でのコジコジの威力ね ハンパないのよ
さすが看護師さん めっちゃ助けられたなー

久しぶりのお風呂はもう 感動的!!!
     私ももう幸せいっぱいで 
        そしたら突然
    お風呂で 写真を撮り出したから
    裸の私は 何してんの??? 
      って聞くと だってー 
      
       凄く綺麗だよ!!!
  すごーーく 綺麗なんだもーーーんっ
     そんな風に言ってくれて
   何だか恥ずかしいけど 嬉しかった

 

     場所を勝手に 聞き間違えて 
     違う街から 遠回りしてまで
       わざわざ来てくれて
    おっちょこちょいすぎる上に
   結局 自分が励まされたわーーー!!!
   と 元気いっぱいで帰って行った人

     その頃は元バンドメンバー
     今は 元旦那さんになった


   私の友達は みーんな いい歳こいて
   子供みたいで 純粋で 純粋すぎて
  社会から弾き出されたみたいな人達だった

    だけど みんなみんな素敵だった


      私の入院着の私服を
       派手で素敵だから
     元気が出ると言ってくれた
     仲良くなった看護婦さんは 

    友達みんなが 個性的過ぎて
    しかも ドレットだったから
   そうじゃない人ももちろん居るが
   ( 元レゲエバンドをちょっとやってて
    そんな髪型の人が沢山来るので)
  ひろこさん あの方お知り合いですか?
     通しても良いのかしら?と
     心配して聞いてくれた事を

  みんなに話すたびに 大笑いしながら
      みんなと話せる時間が

  優しくて あたたかかくて 美しかった


        退院した日は
     友達が迎えに来てくれて

  保育園の時 母は シングルマザーで
   遅くまで毎日仕事してくれていて
   みんながどんどん帰って最後まで
    ずっとずっと1人で 心細くて
   いつ来るか不安だったからもあった

    お迎えって なんかやっぱり
 からだが覚えてて すごーく今でも嬉しい

   
 その後 すぐに病院にもう一度 検査に行った
  病院への色々が終わった その帰りのこと

   
   電車を降りて いつもの駅から歩くと
   
   いつもの川沿いの桜並木が満開だった

       すごく幻想的で
   ゆっくり見上げると 風がふいた


     その時 花びらが 沢山

   はらはらと舞いながら降りて来た


       そして 花びらが

      少しずつ近づいて来て

 

    私の肩に 一枚🌸そっと乗った

 

         それは 

     スローモーションに観えた

     そんな事ってあるだろうか

 

         その瞬間

       涙が一気に溢れて

       ボロボロこぼれた


        事故の当日 
   悲しみでいっぱいだったはずの私


 自暴自棄の完全体に 間違った進化を遂げて

私が生きている事に 何か意味があるんだろうか

   そう本気で思ったあの日から。。。

 

ああ
私は生きている

繋がれて居た管も 歩行器も無く


今 自分の足で歩いている

いつのまにか

それもこれも
沢山の人が居てくれたから

そんな風に思えていた


今日は私の卒業式だ


時々今でも
起こった全てが
あまりにも

優しくて

美しくて

全て夢だったんじゃないか

そう思ってしまう時がある


人間的には
一件おぞましき出来事の様に思えても

それは とても
大きな所から眺めたら

それすら
幸せな事なのかもしれない

なんとなく
そう感じられたのは
あの時からだったなぁ


人生に起きる事が
何度も 絶望的に思えたけど

それでも私を諦めず
生きてみてもいっか

そう思えると
 

人生は 時に とても痛くて

だけど とてもとても 味わい深い

 

そんな 
なんとも言えない気持ちを

花びらみたく 

ふわりと そっと 思い出す


桜の季節は

淡くて
ちょっと切なくて

不思議なマジックを持ってる🌸




暗黒期の 卒業 おめでとう。。。

そして

素晴らしい時間を
ありがとう
みんなと 私。。。