10/28(月) 宮城野合氣修練道場(武器技1)(19時~20時)(中野中) | 武産合氣道 大和/宮城野合氣修練道場 稽古日誌

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「神奈川県大和市」及び「仙台市宮城野区」にて岩間スタイル合気道を稽古する「大和/宮城野合氣修練道場」道場長鈴木博之のブログ。IT関連、自動車整備、資格試験、震災関連など、様々な情報を提供しています。


・杖6の素振り
・組杖の8

子供クラス。

子供は合気道の稽古をしたくて来ている訳ではない。

お母さんが「将来役に立つ習い事は何かないか」と思って通わせているのである。

「稽古に通う強い動機がない子供達を、如何にして導くか」

これは私の壮大な実験なのである。

・・・

稽古に来ている子供達を「勇者のパーティ」に見立てて、ドラクエの「ぼうけん」に出発、目標は「中ボスを倒す」という形式の稽古が有効である事は分かった。

まず素振りを行う。回数は少なくていい。
悪いクセを見つけたらその都度直してまた素振り。

直す点が5箇所あるとすると、5箇所目を直す頃には最初の1箇所目がまた顔を出す。

5箇所すべてを忘れずに直すにはどうすればいい?

テストだ。それも全員ができないとクリアできないテストにしてしまう。

その日稽古に来た全員を一人一人テストし、全員が5箇所すべてを直せなければ、また最初からやり直す。

自分ができればいいのではない。
全員ができなければダメなのである。

いわゆる「連帯責任」である。

しかし連帯責任だと、一人でも失敗すると、失敗した一人をその他全員が非難するようになってしまう。

なので「勇者のパーティ」のシステムを採用した。

「中ボスを倒す」(=悪いクセが直る)という大きな目的があるから、他の勇者を非難してもしょうがない。全員で達成しようと努力する。

また失敗しても「ドンマイ」と言い合える雰囲気を積極的に作る。

毎回稽古の最後に中ボスを倒すという目標を掲げ、それを達成した子供達は笑って帰るようになった。

また稽古中先生の話を真剣に聞くようになった。ちゃんと聞かないと、中ボスを倒せないのだから。

実験はまだまだ続く。

・・・

子供達の「楽しい」「嬉しい」という気持ちを感じる。
子供達の目がキラキラと輝いている。

私にオーラが見えるのなら、子供達のオーラで道場が輝いてるんじゃないかな。

こんなに楽しい稽古をしている道場は、ほかにはないと思う。



杖6の素振り。

股関節の柔軟性、背骨と背筋の柔軟性がないと、この動きはできない。