みなさん こんにちは。

 

東京は薄い雲に覆われていて

強い日射しはありませんが、

湿度が高いです。

 

いよいよ明日から7月。

夏本番ですね。

 

 

 

さて、日曜日の午後です。

娘一家の3歳になったばかりのおちびさんが、

さっきから騒いでいます。

 

二世帯住宅になっている我が家にも

その声が響いてきます。

 

 

パパがスマホを取り上げたようです。

 

スマホで動物のYouTubeに見入っていたおちびさん。

怒っています。

 

 

おちびさんが生まれたばかりの頃、

 

「目によくないから、

テレビはあまり見せないようにする」

 

こんなことを言っていたパパです。

 

 

が、時が流れるにつれ、

ぐずる! 

リンゴジュース与える

 

ぐずる!

ベビーかっぱえびせん与える

 

ぐずる!

トミカ買ってあげる

 

パパは、あの恐ろしいギャン泣きから逃れるため、

モノに頼るようになりました。

 

モノを使わずに、ほかのことに興味を向ける

これがへたくそですね。

 

 

そして、

「いよいよのときの救世主」は、

どんどん効力を失っていきました。

 

欲しがるものが

どんどんエスカレートしていくのです。

 

奥の手「スマホ」を使い出しました。

 

 

 

おちびさん、これにドはまり!

 

電車の中でもスーパーでも、

ベビーカーのおちびさんたちは

スマホの画面にくぎ付けです。

 

おとなだけではありません。

これほど子どもたちの心をわしづかみにするものはありません。

 

 

そして、最後の砦のスマホを

その小さい手から離そうとすると、

特大のギャン泣きです。

 

これに代わる救世主はなかなかない。

「うるさい!」

パパは限界になってきました。

 

ご自分で蒔いた種ですが、

たいへんですね。

 

 

もう、何十年も前のことです。

学生時代に広告代理店でバイトをしていました。

 

そのときに、

映画のフィルムに仕込まれた広告のことを知りました。

 

 

映画の長ーいフィルムのあちこちに、

コーラとかポップコーンの映像が組み込まれているのです。

 

スクリーンを観ている人にはわかりません。

一瞬にも満たない速さですからね。

 

 

でもね、脳はしっかりキャッチします。

コーラが飲みたくなります。

ポップコーンが食べたくなります。

 

 

提供している会社の商品も

もちろん組み込まれています。

 

なんとなーく

新しいアイシャドウが欲しくなったりします。

 

へえー。

感心しました。

 

 

 

きっと、ゲームやYouTubeの画面からも、

こういう仕込まれたエッセンスが流れているのでしょう。

 

子どもは純粋ですからね

おとなより虜になるのでしょう。

 

そして

「マック いきたい!」

言い出したりするのでしょう。

 

 

 

昭和の生まれ、育ちです。

 

スマホはもちろん、パソコンもなく育ちました。

 

それでもね、

テレビから流れる電波に仕込まれた

広告の商品に夢中になった

 

そんな気がします。

 

 

「今の子たちはどうなるんだろう?」

 

「親がなんでも与えすぎ」

 

ばば根性は通用しませんね。

 

 

何もかもが違うのです。

時代が違うのです。

 

生まれたときから、

スマホもあるし、パソコンもあるし、

パスモもゲームもあるし、

コンビニ、100キー

何だって、当たり前にあったのです。

 

ない時代の生活をしましょうったって、

ムリなことなのです。

 

 

 

でもね、

昭和も、平成も、令和も

パパくんはモノで子どもをなんとかしようとする

 

これは、変わりませんね。

 

子どもは大きくなるにつれ、

欲しがるものもデカくなります。

金額もどんどんデカくなります。

 

その結果、パパが自滅!

 

こんな風景も変わりませんね。

 

 

 

でもね、

令和っ子たちはすでにAIの達人ですよ。

 

お箸を使う前にすでに、AIを使いこなす。

 

 

新しい時代の担い手たちは、

昭和生まれには想像もつかないような未来を知っていて、

着々と準備しているように感じます。

 

 

だからといって

本来の子どもらしさを失っているわけじゃない。

 

 

おとなは気づかないような小さな雑草に

今朝、花が開いた!

そのことにいち早く気が付きます。

 

おとなは気づかないくらい

遠ーいヘリコプターの音に気づきます。

 

小さなダンゴ虫が居ないフリをしているのにも気づきます。

 

 

 

天然自然と調和する感性を持ちながらも、

新しい科学やAIもラクラク取り入れてしまう。

 

こんな、

最強で進化した魂たちが生まれてきているのです。

 

 

昭和のじいじばあばも

パパくんたちも

 

みんな追いつけない世界を

おちびさんたちは見ています。

 

 

 

新しい時代の

小さな師匠の背中を追って、

 

及ばずながら

ちょっとでも進化していきたい

 

 

そんなことを思うアラカンなのですよ。

 

 

 

がんばっている人も

 

がんばれない人も

 

がんばらないようにがんばる人も

 

 

今日も、ありがとうございます。