日本で最も重要な神社である伊勢神宮のルーツに当たるのが、「本伊勢 籠神社」ですが、それのさらに「奥の宮」と呼ばれる「真名井神社」へ、ついにやってまいりました。

籠神社から少し山を登ったところ、「ユースホステル」という施設のそばに、ひっそりとあります。
周りは竹藪に囲まれています。当日は雨がちであり、「雨後の筍」とも言われよう、付近は生命力に満ちた、独特のムードが漂っていました。
御霊水「天の真名井水」です。
「岩清水」という言葉があるように、天然の湧き水があるところに石を置いて溜まるよう工夫し、また目印にもしていたのかもしれません。
登山の途中などには、ほぼ必ず、そのような水源があります。
岩を打って水を出した、モーセの記述も連想されます。
狛犬とは別に、対になった龍の彫り物もありました。水の守り神というイメージと思われます。
…と、残念ながらこれより先は撮影禁止とされており、肝心の「磐座(いわくら)」は写真に残せませんでした。

実際にはこの奥にさらに狛犬があり、社殿があり、その向こう、低めの柵にガードされたやや遠い場所に、いくつもの岩が積み重なった「磐座」がありました。
「磐船(いわぶね)」とも呼ばれており、なんと天から神さまがその「磐船」を使って地上に降りてきたのだと説明がありました。

これはその付近「成相寺」というお寺に向けて、さらに登る途中にあった石組です。
まったく案内版もなく、ただ石が偶然積み重なっただけのものに見えますが、真名井神社にあった「磐座」も、こんなイメージに近いものでした。
ここにも同じように水を貯める石がありました。
本当は、コレも遺跡なのでは?

そもそも天橋立とは、神さまが地上に降りてくるための通り道だったそうです。
しかしこの近辺に住む女性たちが美人ばかりだったため、神さまたちが美女目当てにひっきりなしに地上に往き来したため、その通り道が崩れてしまった。
もともとが天に向かって高〜くそびえ立っていた塔のような建物が、倒れて海の上に橋がかかったようになったのが「天橋立」だということです。

聖書の中でも、天使たちが地上の女性に情欲を抱き、人間の肉体をつけて、天使と人間とのあいのことなる「ネフィリム」という子孫を残した。
しかし彼等は通常の人間たちよりも身体的にも強く、暴力が増え広がったたために神の怒りを買い、「ノアの洪水」が引き起こされたという記述(創世6:1〜18)があります。

さらに撮影禁止するほど厳重に保護されている磐座も、やはりノアの箱船や、イスラエル人が船でここにやってきたことを伝える記念碑に思えてなりません。
ちなみ真名井神社の狛犬も、籠神社のものと同じく、迫力満点の顔と野太い前脚を持っていました。
下手がわの麒麟像には頭頂部に、触ると痛いくらいにとんがったツノもありました。

もともと天にいる地球外知的生命体が、かつては地上に自由に往き来していたが、ある事件がきっかけで、それが簡単には出来なくなったこと。
また、人類の女性は彼等を誘惑するほど美しいということ。
地球外知的生命体は、男性に惹かれることはないらしく、性別があるとすれば男性であるということまで、日本の神話と聖書の記述が一致していることは興味深いです。
成相寺は展望台が空く前の時間帯でも敷地内に入ることができました(料金はかかります)。
こんなところが精いっぱいの写真です。
実はいずれドローン操縦免許を取って、風景写真を撮りまくりたいと目論んでおります。


景勝地によくある「かわら投げ」もできます。

ところでこの「成相寺(なりあいじ)」、アルファベットにすると「NARI・I」で、「イナリ」とよく似てきます。
イエスキリストが処刑されるさい、刑柱にかけられた看板に「ナザレ人イエス・ユダヤ人の王」と書かれましたが、それを短縮文字にすると「INRI」であるそうです。
次回、帰りは車ルートで行けない天橋立を歩いて通り抜けた風景をお届けします。

ちなみに今日は6月17日。「ノアの箱船が、アララト山にとどまった」日まで、あと1か月でした。