神戸市灘区から西宮市北部、宝塚市にわたる六甲山系の山に入る途中の高台は南向きの斜面となっており、高級住宅街や難関私立名門校などもたくさんあります。
特に甲山(かぶとやま)とよばれる一帯には巨石群があり、大坂城を建てる際の石垣などにも供出されていた跡があります。
巨大な岩を日本刀で斬るシーンが鬼滅の刃で有名になりましたが、それを連想させる岩が…フツーに道路のすぐそばにあったりします。
巨大な岩を避けるように道路が作られています。
この柿の木は岩の上に枝を出していますが…
岩の中央がスパッと割れており真ん中から生えていました。
不動=超人間的存在というイメージで巨石が信仰の対象になることが多くありますが、この場合は割れ目から新たな生命が力強く育っています。
子孫繁栄というイメージからか、夫婦岩と呼ばれているようです。
観光地として扱われず、なんてことない、ただ道路の真ん中にある巨石ですが、おや?左手の薮に人が歩いて入れそうな道があるようです。
道に入ってゆくと登り坂になっています。そして林の間にもうひとつ、巨石が隠されているではありませんか!
この岩が、さらに斜面を転がり落ちて来ないよう、コンクリート擁壁で土台を作ってありました。
岩の上には木が生えていたようですが、木の根っこが深く根付かず円盤のような形になっていますが、上に伸びる幹の重みに負けてひっくり返っています。
まわりにもちらほら巨石が転がっていました。
普通にはなかなか観てまわる人がいなさそうな秘密スポットだったかもしれません。

夏はこんな感じでした。葉っぱが緑色ですね。


お供えものもありました。ひょっとしたら、暴走し、道路を直進して事故なども起きてるのかも知れません。

次回は巨石マニア必見! 近くにある越木岩神社のリポートをお送りいたします。