♪酒を飲む ああ今夜は 無礼講
ヒーーーー(トンビの鳴き声)
酒の肴を活かす白玉焼酎
ベベン♪
の宮崎ローカルCM曲をピアノアレンジしてみました。

 

 

元のCMはこちら

◆懐かしいCM「白玉焼酎」ばびょぉん

 

秋田県男鹿市の豪快な漁師料理、石焼き桶鍋が美味しそうですね。
CMの最初、右下に会社名のテロップが出ます。創業延宝7年(1679年)、明治21年(1888年)に株式会社設立の、歴史ある江井ヶ嶋酒造のCMです。
江井ヶ嶋酒造は、一升瓶の普及に貢献した酒造でもあります。一升瓶は明治19年頃から人手によって製造され始めましたが、模造品防ぐために江井ヶ嶋酒造が明治32年に自社で製瓶工場を持ち、初めて一升瓶入り清酒を製品として販売しました。

さて、この渋いCMは、宮崎県で昭和の頃に放映されていたようで、宮崎ローカルCMと認識されているようです。
しかし、江井ヶ嶋酒造は兵庫県明石市に本社を置き、事業所も東京支店、山梨ワイナリー、…なので、九州の宮崎県との関わりは不明です。



昭和56年(1981年)に大分酒造株式会社(百人力焼酎)の事業を継承し、大分県大分市高城に江井ヶ嶋酒造大分醸造所を開設しているので、その位置的な関係でもしかしたら宮崎県と関わりがあったのかもしれませんね(宮崎県北部と大分県南部で隣り合わせ)。
なので、大分県でもこのCMが放映されていたかもしれません。なお、大分の醸造所は平成19年(2007年)には閉鎖・解体されています。

 

2004年6月の大分醸造所の写真がネットにありました。大分の百人力焼酎は既に廃業し、継承した江井ヶ嶋酒造の醸造所がまだ健在の頃です。建物自体は戦後にGHQから譲り受けた戦争遺跡で、老朽化が進み、人がいなければ廃墟のように見えますね。戦時中は、ゼロ戦のエンジンをテスト&調整する工場(第12海軍航空廠 高城発動機工場 第6工場)でした。昭和17年(1942年)に完成、平成19年(2007年)解体。第6工場は65年間、最後まで残っていました。
◆別府の町並み変化(エキサイトブログ)

 

解体業者さんのご厚意で、鉄製の扉だけは残されました。近くの大分縣護國神社の付属施設「言霊記念館」の入口に、プロペラと鉄扉が展示されています。米軍艦載機の機銃掃射の弾痕が残る高城エンジン工場(その後、百人力焼酎、そして江井ヶ嶋酒造大分醸造所)の扉です。
◆変な感じの土曜日です(^^)(アメーバブログ)


◆大分市牧 大分縣護國神社


◆第十二海軍航空廠 高城発動機 地下工場跡


航空写真で、消えゆく戦争遺構の変遷が見られます。
◆大分県・海軍航空廠高城発動機工場跡

 

また、百人力焼酎の看板は福岡県八女市の坂口酒店に飾ってあります。


◆築100年なのに新しい? 八女と晩酌を3倍も楽しくする酒屋さん


◆百人力焼酎の琺瑯看板 - 大分県玖珠町
http://matinami.o.oo7.jp/hourou/hourou123/ho13923-4.jpg
「古い町並みを歩く」より


◆公式サイト - 江井ヶ嶋酒造株式会社

 

 

 

 


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