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→こちらの続きです。

 

認定NPO法人ムラのミライさん(http://muranomirai.org/が開発された「メタファシリテーション」を学ぶ講座に参加をしてきましたので、共有と振り返りも含めてこちらに記録。前回は「自尊心」「対等な関係性」に注目して、手法以前の心構えや哲学的な部分に触れてきました。今回は具体的な手法について、講師の宮下さんのお言葉もお借りしながらご紹介をしていきます。

 

「なぜ」と聞かず、どうやって質問を重ねてファシリテーションしていくのでしょうか!!

虫めがね当事者(相手)自身に答えを見つけてもらう。

宮下さんは「メタファシリテーションの目的は、当事者自身に答えを見つけてもらうこと。」と仰られていました。そのために当事者が経験を思い出し、それを語ってもらうような質問をしていきます。講座の中ではラオス語の取得に悩んでいる友人と、その悩みを聞く私の例が挙げられていました。ざっくり言うと次の2パターンの会話が紹介されました。
 
<パターンA>
私は友人の悩みに対して、自分の経験を語っています。「私も結局現地語を取得できるようになったのは、現地に赴任してからだよ〜。心配しなくても大丈夫だよ〜。」とアドバイスをしています。それに対して友人は「本当に大丈夫かなぁ…」とこぼしており、悩みは解決していなさそうです。
 
<パターンB>
私は友人の悩みに対して、友人の過去の経験について質問をしています。「ラオス語以外に話せる外国語はあるの?」「それはどこで勉強をしたの?」と言う質問です。それに対して友人は「ラオス語も英語を勉強した時のようにやれば良いのかも!」と、ラオス語の勉強方法についての答えを発見できたようです。
 
このように、当事者が過去に経験してきた事実から答えを当事者自身が導き出せるファシリテーションをすることが、メタファシリテーションです。

バツレッド思い込みを強化する質問 OK事実質問

メタファシリテーションとは、ズバリ事実を質問することです。逆に言うと事実ではないことを引き出してしまう質問はしてはいけない!ということです。これを「思い込みを強化する質問」という風に講師の宮下さんは表現をされておりました。国際協力の現場において、ニーズを調査するために現地住民にインタビュー調査(質問)をする場面が沢山あります。その際に、思い込みのみを引き出してしまうと…思い込みでプロジェクトをデザインしてしまうことになります。限られたリソースの中で、真のニーズに辿り着けてない状態でプロジェクトを実施するのは非常に勿体無いですよね。そもそも「思い込み」はどこから出てきてしまうのか?それを知るためには現実を構成する3つの要素について知る必要があります。
 
「途上国の人々との話し方ー国際協力メタファシリテーション(リンク記事下部)の本にも書いてあり、講座でも紹介された代表的な朝ごはんの例を紹介します。相手の朝ごはんの習慣について知る、3種類の質問があります。皆さんも是非、心の中で答えてみてください。
 
①.「あなたは朝ごはんに、何を食べるのが好きですか?」
②.「あなたは普段、朝ごはんに何を食べていますか?」
③.「あなたは今朝、朝ごはんに何を食べましたか?」
 
この中で事実を聞いている質問はどれでしょうか?
そうですね、3番です。ではそれ以外の2つは何について聞いているのでしょうか?
 
<講座の板書を記録した井上ノート>
 
この下手くそな図の通り、①は相手の感情(好み)を聞いており、②は相手の認識(考え)を聞いています。メタファシリテーションでは①と②を引き出す質問=思い込みを強化する質問を封印し、③のように事実を引き出す質問のみを相手にしていきます。それでは具体的にどうやって思い込みを強化する質問を封印して、事実のみを引き出す質問をしていくのでしょうか。それには皆さんが普段よく使っているであろう、2つの疑問詞を封印する必要があります。

バツレッド「なんで?」「どう?」はダメ!絶対!!

とても簡単にいうと「なんで?」と「どう?」という質問を封印するということです。つまりそれ以外の以下の疑問詞を使った質問と、YesかNoで答えられる質問を組み立てていきます。

 

<事実を引き出す疑問詞>

・What=なに

・Who=だれ

・When=いつ

・Where=どこ

・How much/How many=いくつ、いくら、何人など

 

<Yes/Noで答えられる質問>

・経験を聞く質問「〜したことはありますか?」

・存在を聞く質問「〜はありますか?/ありましたか?」

・知識を聞く質問「〜は知っていますか?」 etc

 

これはまさに言うは易く行うは難し、です。講座の中ではまず30個程の質問リストの中から、事実質問とそうでない質問に分けるワークをしました。ここは迷う箇所はありつつも、なかなかの正答率を得ることができました。(他の参加者も)

 

その次には、自分の持ち物について事実質問を30個する、というワークを課されました。これが中々難しい…私は自分の名刺入れを題材に事実質問をしていったのですが、ついつい「なんで名刺入れを買ったの?」「なんでこの名刺入れを選んだの?」「なんでそのお店を選んだの?」と聞きたくなってしまいます。それを我慢しながら、なんとか20個ほどの事実質問を組み立てることができました。

 

その後、講師の宮下さんに、名刺入れについて追加の事実質問を受けました。「なんで?」と聞くことなく、私がその名刺入れを買った理由を引き出すスキルを、単純にすごいと思いました。というかこの名刺入れを買った理由なんてすっかり忘れていたのに、ちゃんとした理由を思い出させてくれました。

 

ここがメタファシリテーションの難しいところで、ただただ上述した事実を引き出す質問ばかりを闇雲にしていればいいという訳ではないというところです。そこには以下の3つのポイントがありました。

 

1.事実を時系列順に細分化する。

2.時系列の中にポイントとなる起点を見つける

3.シナリオが作れるレベルまで事実を視覚化し、相手と同じ風景を描く

 

長くなってしまうので、今回はこの辺で終了します。

次回はこの3つのポイントを抑えるために、どんな質問が効果的なのか。

実際に私の事例で宮下さんが投げかけてきた事実質問の具体例を交えながら、紹介をいたします。

 

こんな下手くそな文章ではわからへんから、ちゃんと学びたいという方はこちらの本を…

 

本を読むのは苦手やから、とにかく私も研修受けてみたい!という方はこちらから…!

http://muranomirai.org/introseminar