信田さんは、相変わらずなかなか辛いところをついてきます。
「コミュニケーションをしないでいい」という本ではありません。
強者から弱者へ、「コミュニケーション。コミュニケーション。」と言っても無理とのお話です。

一例をあげるとすれば、
上司が部下とコミュニケーションとりたくて
「呑みにケーション」に誘っても、
「楽しいのはお前だけだよ。」と部下は思っている。
そう書いてあった訳ではありませんが、そんなような事を書かれていたと思います。

そして親というものも、子供にとって、絶対的な強者なのだそうです。
嫌がっているのに、ガンガン、話しかけるのをやめないと。
と反省しました。
「いっつも、いっつも、そうやってうるさく言ってきて、自分本位で我儘。」と息子には言われています。
「それなら、拒否したらいいねん。」っていったら、
「わかったー!!」と2階の自室にルンルンとあがって行ってしまいました。

親とは無償の愛だから、
「愛して忘れましょう」

せやけど、明日も彼の学費のために仕事に行くんだけどなぁ。
ウソでもいいから、優しくしてくんないかなぁ。

あぁ。わかっているつもりでも、人の心とはこんなにも、矛盾だらけなのです。