こちらのニュースから。
コロナ禍での働き方の転換や、休業・閉鎖・倒産などで障害者が職を失っているというもの。
そして、
「一般的に障がい者雇用は、法定雇用率維持の観点から企業側に守られています。」
という記載。このような制度に対し、
「逆差別」
という言葉を使った反応がありますね。
この反応って人種や出身地、性別での差別問題なども含め、色々な場面で出てきます。
障害者や人種、出身、性別などに関してなぜ守られる立場・属性がうまれたのか。
理由は
「今まで徹底的に差別され、これからも放っておけば差別され続けるから。」
でしょう。きれいごと抜きに人ってそういうものでしょう。
「○○だからしょうがない。」
とか
「××なんだからわきまえろ。」
とか、社会構造的にまだまだ存在しますよね。
そんな中で自分が黙っていても構造上守られている側にいるにも拘わらず、
他者が守られていると
「逆差別だ。」
という言葉・発想になり、当事者たちを責める。
ふと立ち止まって、一度なぜその人たちがその分野で守られているのか。
自分はその分野ではどの立場なのか。
そこをもう一度考えなければいけないのではないでしょうか。
自戒の意味を込めて。