麻痺側の手の浮腫が、
「朝はなくなるのだけど」
というお話でした。
たくさん歩いた時は、ひどくなるということでした。
また、上腕に運動時痛があり、
上腕二頭筋や小胸筋、肩甲下筋といった肩周囲の筋肉も硬さがある状態でした。
手を動かす機会が少ないから・・・
手を下した状態でいる時間が長いから・・・
そういったことも要因ではあると考えましたが、
歩いた時にひどくなるということでしたので、
歩行との関連で考察してみました。
私たちが歩くときに、どちらか片方に重心が流れやすく、
そちら側の下肢の外側の筋や内転筋の緊張は高くなっています。
麻痺があるなしに関わらずです。
それで、そちらの方は下肢だけではなく、
背中や肩周囲の筋緊張も高くなっています。
その方も、麻痺側に体が流れやすさがあり、
歩行時間が長くなると、実際に左によろけそうになることもあるとのことでした。
歩行により、麻痺側の筋緊張は高まりやすい状態ありました。
浮腫に関連していえば、
大胸筋と小胸筋の間には、リンパ節があり、
小胸筋後ろ側を腋窩静脈が走っています。
上腕静脈も内側筋間中隔のすぐ前側で上腕二頭筋の圧迫を受けてもおかしくないところに位置しています。
介入としては、浮腫自体を改善した後、
歩行で、麻痺側に流れないようにする介入と練習を行いました。
この麻痺側に流れないような歩行練習をするのですが、
そうなのかといつも驚かれることが多いです。
非麻痺側で押しすぎないように、乗っていく感じでの歩行なのですが、
多くの方が麻痺側に乗って、支持を高めようとされているからかもしれません。
手の浮腫でも、
歩行との関係があるということが少し伝わりましたでしょうか?
昨日、こちらは本当に久々に雨が降りました。
雷もすごかったですが⚡
今週も良い一週間となりますように(^^♪
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