『オレなら3秒で売るね』翻訳者の、悠々と急げ -2ページ目

Portland, Oregonへ。

人は皆本当の故郷と共に第二の故郷というやつを心の中に持っているもの。


それが第二なのか第三なのか、そんな事はどうでもいいでしょう。


始めていった場所でも「懐かしぃ!」と感じればそこは心の故郷になる.


私にとってはオレゴン州のポートランドがそんな場所!



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↑ポートランド郊外ワシントンパークからのセントへレンズ山。この山もきれいです。


たった4回目の訪問ですが愛してやまない故郷です、人も場所も、そして自然も掛け値なく素晴らしい。



実は今回の訪米は、私の親友でもあり恩人でもあったアル・シーバート博士 が没してから

丁度二年目の旅でした。



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ダンディで、子供のようでもあったアル・シーバート博士。奇跡のような出会いでした。


アルが愛し、そしてアルを愛してやまない家族たち(私にとっても大切な「家族」です)と

又アルについて語り合いたかった。


そして、新しく私の家族になる人をアルに、家族に、そしてポートランドに見せたかった。



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↑雄大なマウントフッド、なんと美しい、凛とした山だろう!


僕が愛する富士山、その写し絵のようなフッド山。


人間の営みなどほんの些細な事のように思える程、この美しい山はどっしりと

そこにある。


人間は年を取り変わってゆくけれど、山はそれを見守ってくれているように在るのです。


横を見ると今でもアルの優しい笑顔がそこにある。


ふっと、そんな気がしました。


シアトル。コーヒーだけの街ではありません。

シアトルはとても歩きやすい街。

半径2キロほどの所に見どころが集まっています。


ですからダウンタウンに泊まれば大抵の所には歩いて行けます。坂、多いですが(汗)。


今回のアメリカ最初の宿は、Executive Hotel Pacific (お世話になりました、ホテルドットコムさん)。


真ん前に巨大なオブジェのような、美しく壮麗なシアトル図書館があります。



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↑これが図書館。おしゃれすぎでしょ!


ポーターの方はとても気さくで素敵なおじ様、ホテルも感じは佳かった。

過大な期待をしなければ、まぁ満足が行けるかな、という感じです。


とにかく今回も歩いた歩いた。


定番のパイクマーケットは勿論の事、随分遠くまで足を延ばしました。

これもバスの無料地域がかなり大きく上手く使えば「タダ」でいろんなところまで行けますな。



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↑ダウンタウンをちょっと離れるとこんな素敵な街並み。前はRoy's Cafe。雰囲気良。


前から大好きだったPike Place Market。

近くにはスターバックスの第一号店もあり港を抱えたシアトルらしい最高の場所です。



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この中で一際人ごみがあるのが、Pike Fish です。


生きのいい兄ちゃんたちが魚を投げ(罰当たりが!(笑))、いつも活気に満ちています。



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日本人には魚屋や市場は身近なものですが、威勢のいい白人の兄ちゃん、おっさんたちが

大きな声を張り上げ楽しそうに仕事をしている姿はとても絵になる。


それでも、ぶっきらぼうだが実は暖かい、そんな所は日本の魚屋さんと同じ。


何か懐かしい気持ちにさせてくれる。


こんなところも僕がPike Place Marketが大好きな理由です。




・・・しかし、この人たちの姿を今、必死に復興に向け頑張ってる東北の漁業関係者に見せてあげたい。


彼らとわが日本の漁業関係者が力を合わせたらどれだけのことが出来るだろう


お互いに大いなる刺激を受けるのではないのだろうか?


うーんこれは絶対に実現させたい。





右側、右側、車、車!

シアトルに着き、10年ぶりのアメリカドライブに緊張しながらもワクワク。


BudgetレンタカーのBrettも親切で誠実。いい感じだ。


やはり最初に出会う人で旅の基調が決まるような気がします。

余談だが、このBrettさん、ブラマヨの小杉さんに感じがとてもよく似てた(特に髪の感じがニコニコ)。

小杉さんにはアメリカ人の血が入っていると聞いていたが、ピンとは来てませんでした。

が、この出会いにより、「なるほどねぇ」、と実感。思わぬAHA!体験でした。


ともあれ10年ぶりの左ハンドル、右側通行!


適当なところで練習しようと思っていたけど、甘かったですな。


いきなしのアメリカンハイウェイ!


傍らの彼女にかっこつける余裕もなく、何度もウィンカーとワイパーを間違えながら、


「ええい!」と流れに乗りました。


今の日本の現状に、日本人としての誇りを失いかけていましたが、まだまだ

特に西海岸では日本も捨てたもんじゃありません。


まずは日本車の多い事!2/3は日本車なんじゃないだろうか。


勿論、我々のレンタカーも日産です。これは予約の時に指定しておきました。



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今回の旅で是非、書いておきたいことがあります。


それは本当に旅の相棒に助けられたこと。


彼女、決してでしゃばるタイプではありませんが、要所要所で本当にいいサポートを


してくれました。


特に英語。 私は読み書きの方がどちらかというと得意で、聞く方は、本の朗読やニュースなど


始めから聞く気になればいいのですが、いきなり話しかけられると戸惑う事がある。


耳の反射神経がないんですかね、きっと。


その点、彼女は、3歳から8歳まで言語習得のクリティカル・エイジといわれる時に


海外で過ごしていたせいか、日常会話をよくキャッチしてくれる。


日本語と英語の周波数が違うからですが、特に女性が早口で(…たいてい早口ですが)


話すと音が高すぎて耳が驚くような気がする。


これは暫く過ごして、耳を慣らしていくしかないですね。


しかし幼いころにバイリンガルになった人の耳は流石だ、と何度も思いましたね。


(参考: 清水様のHPより。 http://www.oceancountydemocrat.com/eigoshuuhasuu/  )