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ユリアは副店長に案内され、バトルルームを出ると研究生用の控室に連れて行かれた。 


「研究生用のコスに着替えたら、またバトルルームに戻って来て下さいね。今日からここの一員ですから、簡単な能力試験を受けてもらいます」


ユリアはペコっとお辞儀すると、そそくさと着替えを始めた。口答えしたらいけない人だというのは、鈍いユリアにも分かっていた。


「にゃお!! この衣装、スゴく可愛いにゃ~ニャハー こういうのユリア着たかったにゃ~」


鏡に写る自分の姿にニマニマしつつ、なんか不安だけどいいか~って思い直してバトルルームへと急ぎ向かった。


「あら、随分早かったわねー!! 副店長に怒られるかと思って、急いで来たかな( ´艸`)」


と言いつつ待ちきれないでいた感のある店長ちゃんは、ユリアのコスの着こなしをチェックする。


「う~ん、ここはこうしてね、こことここはこう。そしたらこうやってこうやって・・・」


「はい!! 出来た(°∀°)b  ちょっとクルッと回ってポーズしてみて~かお2


「う~ん、どうすればいいにゃ~??」


「こんな感じで」


店長ちゃんはそう言うと、無茶苦茶可愛く回転した後に、ビシッとポーズを付けて見せた。 


「うんうん、分かったにゃ!!やってみるにゃー!!」




まだ店長ちゃんのように決まらないが、初めてとは思えないアクションをしてみせた。


「それじゃあ、私に続いて同じように動いて!!」


店長ちゃんはユリアの前で踊り始めた。 たどたどしいが、それに付いて行くユリア。 しばらくすると音楽が鳴り出し、他の研究生が急いで集まって来て踊り始める。 いつの間にか店長ちゃんによるレッスンが始まっていたのだ。 その中の数名は早めにスタンバっていたのか、派手なアクションにも反応出来ていた。ユリアは勘がいいのか、一回見れば踊りを覚えた。その後も数時間、ダンスレッスンが続く。


「楽しいにゃ~♪ ユリア、踊るの大好きにゃにこ


ユリアの前で踊っていた子は、ユリアとポジションを交代させられた。 しばらく踊りが続いていくと、何度かユリアの踊るポジションが変更になる。 交代させられた子が泣きながら踊ってるのに気づくと、ユリアは踊りを止めた。


「こんなの楽しくないにゃ~。 ユリア、みんにゃで楽しく踊りたいにゃ」


ユリアはにゃ~にゃ~泣き始めた(ノω・、)


それに気が付いた店長ちゃんは音楽を止めさせ、ユリアの手を握った。


「みんな悔しくて泣いてるかもしれないけど、悲しくて泣いてるんじゃないよ!! ユリアちゃんが踊るの止めたら、泣いてた子は本当に悲しくなる!!」


ユリアにポジションを交代させられて泣いてた子達がユリアの元に集まると、ユリアの手を握って泣き笑いした。ユリアもつられて泣き笑いする。 


「さてさて、再開するよー!!」


みんなポジションに戻ると、振り付けのパート分けに応じた踊りが始まる。 



つづくー!! 



ユリアの研究生コス姿を、豆さんに描いて頂きましたー!!


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HGBF(1/144) ライトニングガンダム作りましたよーd(=^・ω・^=)b







可変システムのライトニングバックウエポンシステムも作りましたー!!←変形が大変(´・ω・`;)


今年もガンダムビルドファイターズトライとガンダム Gのレコンギスタ、楽しみですねーくま