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ユリアの操るビルドバーニングガンダムは、店長ちゃんの操るジムクゥエルに向け得意の格闘ゲームの要領で技を繰り出した。


ガンプラバトルには格闘ゲームのようなコマンドは無く、擬似的に映しだされる光球状の操縦桿と各種パネルを操作することによって行う。あくまでもユリアは、セイとレイジの特訓で理解した操作法に基いて、技を出してるような気になってる。


そんな事ではガンプラ塾の塾生であった店長ちゃんにかすらせる事すら出来ず、そのままおおよそ3分が経過した。


「うにゃー!! これにゃらどうにゃー!!」


ユリアにしては無駄のない動きから、軽い右猫パンチ3発から強力な左猫パンチを打ち込む




ズダダダーーーーーンンン!!


ジムクゥエルはその左猫パンチを鮮やかに左手で止めると、更に右腕をビルドバーニングガンダムの腹部に押し当て軽やかに投げ飛ばした!!


「にゃ、にゃ、にゃ、にゃんにゃー!?」


いつも姉のスピカにぶん投げられてる調子が、ビルドバーニングガンダムとコントロールしている自分との間に繋がったように感じ、尻尾がぶわっと太くなった。


「こ、これにゃ、た、戦い・・・」


初めて戦闘を経験したアムロのような気分になったユリアは、目の前にいるジムクゥエルから通して店長ちゃんを見て、ガンプラバトルで初めての恐怖を感じた。しかしそれと同じく、高ぶる高揚感のようなものも同時に感じる。


「そのままいつまで寝てるつもり?私の勝ちで終わっちゃうわよ~」


ジムクゥエルを操る店長ちゃんは余裕の笑みを浮かべ、逃げること無くビルドバーニングガンダムの傍から動かないで挑発するように言った。


「い、言ったにゃー!!」


起き上がり時に下段攻撃を狙ったユリアの攻撃は見透かされ、最初の間合いと同じ位置へとジムクゥエルは移動する。


バトルはまたユリアの先行で始まり、その後もユリアの攻撃は鮮やかに回避されたり止めらりたりを繰り返し、また左猫パンチを繰り出した時にだけ同じように投げ飛ばされた。


少し前に特製パフェ大盛りを注文して大口を開けて満足そうに食べてたレイジが、繰り返される戦闘を指導と見抜き、その無駄のない動きに大きく感心した。


「あの店長ちゃんって言う人流石だな。次第にユリアの動きに無駄が無くなってきてる」


「ビルダー、ファイターとしても一流、指導者としても一流という感じだね」


レイジとセイは、ユリアが急速に進歩している事に、大いに喜んだ。


既に約束の時間は過ぎていて、ユリアと店長ちゃんの勝負を研究生全員が見入っていた。


寸分狂わない投げを店長ちゃんが決めた後、瞬時にユリアは体勢を整え着地した。



「この短時間で姿勢制御を身に付ける・・・ 面白いわねユリアちゃん(°∀°)b  ちょっとだけ組手しようか?」


「こ、この感じ、お姉しゃんと喧嘩してる時の感じに似てるにゃ」


「それじゃぁ、いくわよー!!」


「にゃーーーーーー!!!!」


その瞬間、緊急停止措置により、突然バトルを中断させられた。


「はいはい、そこまで。調子に乗ってそれ以上やったらビルドバーニングガンダム壊しちゃうでしょ~。手加減できなくなりますからね、店長ちゃんは」


店長ちゃんより大人びた感じの女性が、連邦軍の制服をカラー変更したコスで現れた。


「この子が新しく入る研究生のユリアさんですね。そうそうあなたが選んだビルドバーニングガンダムをメインのガンプラとして登録するので、以降変更がある場合はこのわたし、副店長のミユキまで願い出て下さいね」


「ま、まだ入るって決めてないにゃ(´・ω・`;) ただ今日はお姉しゃんに無理やり連れて来られてガンプラバトルしただけにゃ~アタヽ(д`ヽ彡ノ´д)ノフタ」


「入るも断るのも自由ですが、そのビルドバーニングガンダムは買い取りになりますので、帰る時にお会計を済ませて下さいね」


「い、いくらにゃ?ユリアお年玉貰ったのあるから、ちょっとだけお金持ちにゃよψ(*`ー´)ψ」


小さいガンプラなら1000円位だと思ったので、ユリアは早く支払いを済ませて帰ろうと思った。


「このガンプラは店長ちゃんが作ったということがあるという以外に、メーカーがまだ発売前という希少性もプラスされるので、50万円になりますが」


「ご、ご、ご、50万円!!((゚m゚;) ユリアそんな大金持ってないにゃ~ それにお父しゃんからも反対されるに決まってるにゃ~(x_x;)」


「あ、ユリアさんのお父さんからは、以前から『よろしく頼みます』という了承を頂いてますから、何も心配せずに研修生として頑張ってくださいね」




そう言うと、ユリアに研究生用コスを渡した。


こうしてユリアは、『コスプレ喫茶ガンダムちゃんアキバ店』の研究生の生活が始まるのである!!←もちろん学園には内緒である( ´艸`)




副店長(アキバ店副店長であるが、ちゃん付けされるのを好まない) プロフィール ミユキ(苗字は内緒w) 好きな男性キャラ、「みなさんそれぞれ個性があって」だそうである(;´▽`A`` 9月19日生まれ 21歳



キャラデザイン、アニキュー!!2期切実希望な豆さん!!


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豆さん忙しい中ありがとーございましたーかお2


後夜祭の開催日はまだ未定にしてありますので、参加作品を用意してくださってる方は焦らずでいいですからねー!!



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