その6はこちら→☆
最初から読みたい方はこちら→☆
2話の最初へ→☆
「スピカさん、ギレン先輩の事ってどういう事なんです?どうしてユリアちゃんが、キシリアさんとガンプラバトルしないとならない事になるんです?」
チナは少し焦り気味でスピカに聞いた。彼女の中の不安感が、どんどん大きくなってるからである。
「まずはギレン先輩の事を話さないとね。彼はみんなも知ってる通りZAER社の御曹司で、我が私立聖鳳学園の科学部部長。この部は彼がプラフスキー粒子の研究の為に作ったと言ってもいいわ。そして何故うちの学校を入学先に選んだかというと、模型部部長ユウキ・タツヤ先輩が入学先に選んだからなの。ま、今はメイジン・カワグチとか名乗ってるわよね。」
「ユウキ先輩と関係が!?それなら何故、ユリアちゃんがイジメの対象になるんです?」
「それは私が、ギレン先輩の愛の告白を断っちゃったからなのよ~ でも入学式の日にいきなり、[我が妻となり遺伝子を残してくれ]とか言ったのよ~!思いっ切り金的蹴り食らわしてやったけどw」
「ユリアちゃんはその事だけで、キシリアさん達から目の敵にされたんですか!?それならスピカさんが一言、ギレン先輩やキシリアさんに言ってくれたら良かったじゃないですか!!」
「う~ん・・・ まず私はそんな事言いたくないし、中等部の事に口出ししたくなかったからね。それにチナちゃんやセイが付いててくれるのも知ってたし」
スピカはちょっとすまなそうに笑い、チナの頭を撫でた。
「ところでスピカちゃん、今回の一件はどういうことだね?当のユリアちゃんが知らされないことといい、随分手抜かりな事があるようだが」
ラルさんはチナが落ち着いたのを見計らって、会話に割って入った。
「それは私も知らないけど、ギレン先輩が何の理由もなく、手抜かりになるような事はしないわ。それよりもっと、悪どいことを企んでるはず」
みんなの会話が途絶えた時に、電話の音が鳴り響いた。
つづくー!!
その8へ→ ☆
キャラクター情報
ユウキ・タツヤ 私立聖鳳学園3年生、模型部部長、ユウキの名を捨て、メイジン・カワグチとなる。
挿絵が無いのが寂しいのですが、挿絵とか描けません((゚m゚;) 読んでて「こんなんどう?」というのを描いてくれる方がおりましたら、是非是非描いて下さいねー
第2回、ガンダム文化祭開催のお知らせはこちら→☆