フィリピン旅行を終えたばかりですが、現在、バンコクの西南マレー半島に滞在中です。一昨日はマレー半島北端のぺブリ県で3態の涅槃仏を訪ね、昨日はプラチュアップキリカーン県の旧日本軍がハワイ真珠湾攻撃と同じ日に急襲上陸したマナオ湾近くの涅槃仏を訪ねました。
涅槃仏の記事は後日に譲るとして、本日は、フィリピンの旅の続編として、FB友から御依頼のあったフィリッピン産ビールについて書いてみたいと思います。
僕と旅の同行者K氏が一致して旨いと思ったフィリピンのビールは、フィリッピンに到着した夜に初めて飲んだサン・ミゲル麦酒株式会社の『RED HORSE BEER』でした。苦味の強いしっかりとした此のビールのアルコール度数は6.9%と少し強いのですが、とても印象に残る美味しい一品でした。値段は30Peso(約70円前後)前後と安いからでしょうか、フィリピン庶民層に愛されているらしく、殊に男性のファンが多いと耳にしました。
ところが、二日目以降に訪れた島々では、理由は定かではないのですが、どうしたことか手に入り難くなり、同じ会社のビールの『San Miguel Pale Pilsen』に鞍替え。米国調のスタイニーボトルなので、コップを使わずに瓶に口を付けて飲むこともできます。値段は29ペソ前後(70円弱)、アルコール度数は5%だったと思います。僕の個人的好みは『RED HORSE BEER』ですが、二日目以降の食事の友は、『San Miguel Pale Pilsen』と相成りました。

フィリピンでは瓶の栓を抜くとティッシュパパーで瓶口を被います。ビールを冷やす氷が付いて来るのはタイと同じ。
PHOTO: SONY TABLET
『San Miguel Pale Pilsen』の頭の『San Miguel』は会社名ですが、『 Pale Pilsen』は歴史上の偉人名かなと想像していたのですが、セブ島で宿泊したホテルの従業員の話によると、ビールの元祖と言われるピルスナー・ビールが造られたチェコ共和国の町名が語源との事でした。ビールの元祖はドイツかと思っていまししたが・・・チェコ共和国だったのですね。
因みに、会社名の『San Miguel』の由来は、スペイン語の『聖ミゲル)』だそうです。フィリピンとスペインの歴史は、1521年のマゼラン率いるスペイン船団が上陸した『先スペイン期』から始まり、その後、1565年-1898年に亘る長いスペイン植民地時代がありました。その後、米国の植民地統治(1898年-1946年)を受けた時代もありましたが、カトリック教とカトリック的文化に関しては、今もなおスペインの影響を色濃く残しています。

PHOTO: SONY TABLET
サン・ミゲル麦酒株式会社のビールブランドには、『RED HORSE BEER』と『San Miguel PalePilsen』以外にも豊富なブランドがあるようですが、その中で記憶に残るブランドについて、経験した範囲内ですが、簡単に付記して置きましょう。
フィリピンの女性に人気があるカロリー抑え目の『San Miguel Light』(≒30ペソ)も試しに飲んでみましたが、アルコール度数 5.0%という割には、軽すぎて飲みごたえが殆どありません。率直に言って僕の好みではありませんでした。
同じく女性に人気のあるリンゴフレーバービールの『San Miguel Apple Flavor』(29ペソ前後)もトライしてみましたが、口に含んだ途端 『何この味!』と危うく口から吹き出しそうになるところでした。甘いカクテル+薄いビール味を好きな女性には良いかもしれませんが、喉ごたえのあるビールを好む人には不向きだと思います。
高級ホテルに置いてあるアルコール度数5.0%の『San Miguel PREMIUM ALL-MALT』(約45ペソ)は、喉越しがよくて爽快感のある高級ビールだそうですが・・・僕と旅友K氏の興味の範疇外だっので話題にもならなかったのですが・・・今になって、一本程度はトライして置けば良かったと若干後悔しています。
マニラのスペイン料理店のコックさん曰く、親会社のサンミゲル社と子会社のサンミゲル麦酒会社に対して、日本の麒麟麦酒会社が多額の出資をしていると、まるで自分のことのように自慢げに語っていました。
香港人の中には、ビールのサンミゲルを香港のビールだと思い込んでこよなく愛している人が少なからずいますが、東南アジアでは、日本の麒麟麦酒よりも、かなり知名度が高いビールブランドかもしれません。
地産ビールの味覚を味わうには、その麦酒を生んだ土地で飲むのが一番だと言います。タイのビアスィンを日本の風土で飲んでも今一つ満足度が及びません。日本の麒麟麦酒をバンコクで飲んでも同じことが言えるのではないでしょうか。
フィリピン旅行の折には、是非とも地産のサン・ミゲルビールをお楽しみ下さい!!
涅槃仏の記事は後日に譲るとして、本日は、フィリピンの旅の続編として、FB友から御依頼のあったフィリッピン産ビールについて書いてみたいと思います。
僕と旅の同行者K氏が一致して旨いと思ったフィリピンのビールは、フィリッピンに到着した夜に初めて飲んだサン・ミゲル麦酒株式会社の『RED HORSE BEER』でした。苦味の強いしっかりとした此のビールのアルコール度数は6.9%と少し強いのですが、とても印象に残る美味しい一品でした。値段は30Peso(約70円前後)前後と安いからでしょうか、フィリピン庶民層に愛されているらしく、殊に男性のファンが多いと耳にしました。
ところが、二日目以降に訪れた島々では、理由は定かではないのですが、どうしたことか手に入り難くなり、同じ会社のビールの『San Miguel Pale Pilsen』に鞍替え。米国調のスタイニーボトルなので、コップを使わずに瓶に口を付けて飲むこともできます。値段は29ペソ前後(70円弱)、アルコール度数は5%だったと思います。僕の個人的好みは『RED HORSE BEER』ですが、二日目以降の食事の友は、『San Miguel Pale Pilsen』と相成りました。

フィリピンでは瓶の栓を抜くとティッシュパパーで瓶口を被います。ビールを冷やす氷が付いて来るのはタイと同じ。
PHOTO: SONY TABLET
『San Miguel Pale Pilsen』の頭の『San Miguel』は会社名ですが、『 Pale Pilsen』は歴史上の偉人名かなと想像していたのですが、セブ島で宿泊したホテルの従業員の話によると、ビールの元祖と言われるピルスナー・ビールが造られたチェコ共和国の町名が語源との事でした。ビールの元祖はドイツかと思っていまししたが・・・チェコ共和国だったのですね。
因みに、会社名の『San Miguel』の由来は、スペイン語の『聖ミゲル)』だそうです。フィリピンとスペインの歴史は、1521年のマゼラン率いるスペイン船団が上陸した『先スペイン期』から始まり、その後、1565年-1898年に亘る長いスペイン植民地時代がありました。その後、米国の植民地統治(1898年-1946年)を受けた時代もありましたが、カトリック教とカトリック的文化に関しては、今もなおスペインの影響を色濃く残しています。

PHOTO: SONY TABLET
サン・ミゲル麦酒株式会社のビールブランドには、『RED HORSE BEER』と『San Miguel PalePilsen』以外にも豊富なブランドがあるようですが、その中で記憶に残るブランドについて、経験した範囲内ですが、簡単に付記して置きましょう。
フィリピンの女性に人気があるカロリー抑え目の『San Miguel Light』(≒30ペソ)も試しに飲んでみましたが、アルコール度数 5.0%という割には、軽すぎて飲みごたえが殆どありません。率直に言って僕の好みではありませんでした。
同じく女性に人気のあるリンゴフレーバービールの『San Miguel Apple Flavor』(29ペソ前後)もトライしてみましたが、口に含んだ途端 『何この味!』と危うく口から吹き出しそうになるところでした。甘いカクテル+薄いビール味を好きな女性には良いかもしれませんが、喉ごたえのあるビールを好む人には不向きだと思います。
高級ホテルに置いてあるアルコール度数5.0%の『San Miguel PREMIUM ALL-MALT』(約45ペソ)は、喉越しがよくて爽快感のある高級ビールだそうですが・・・僕と旅友K氏の興味の範疇外だっので話題にもならなかったのですが・・・今になって、一本程度はトライして置けば良かったと若干後悔しています。
マニラのスペイン料理店のコックさん曰く、親会社のサンミゲル社と子会社のサンミゲル麦酒会社に対して、日本の麒麟麦酒会社が多額の出資をしていると、まるで自分のことのように自慢げに語っていました。
香港人の中には、ビールのサンミゲルを香港のビールだと思い込んでこよなく愛している人が少なからずいますが、東南アジアでは、日本の麒麟麦酒よりも、かなり知名度が高いビールブランドかもしれません。
地産ビールの味覚を味わうには、その麦酒を生んだ土地で飲むのが一番だと言います。タイのビアスィンを日本の風土で飲んでも今一つ満足度が及びません。日本の麒麟麦酒をバンコクで飲んでも同じことが言えるのではないでしょうか。
フィリピン旅行の折には、是非とも地産のサン・ミゲルビールをお楽しみ下さい!!