新築物件 購入したらやっておきたいこと


1.天然木ならフロアコーティング

フローリングといえば木を使っていると思われますが、最近は「シートフローリング」と呼ばれるシートや紙に木目をプリントしたものが増えていて、実は天然木を使ったフローリングは希少なものになりつつあります。

天然木といっても突き板と言って0.2mmから1mm以下の薄い天然木を合板に貼ったものが多いですが、それでもプリントに比べると足触りの心地良さや見た目の高級感はまるで違います。

希少になりつつある天然木のフローリングの物件にあたったなら、保護のためフロアコーティングはしたほうがいいでしょう。

液体をこぼしたり、物を落としたり、うっかり家具を引きずってしまったり、床材の日焼けなどフローリングは思っている以上に傷つきやすく、そして物件の価値を大きく左右します。

中古物件では、すぐ貼り替えできる壁紙と違いフローリングの状態は物件価値の判断に大きく影響します。

筆者の家は築10年以上の中古ですが、前の持ち主の方がガラスフロアコーティングを施してくれていたおかげで、新築時のような床面を今でも維持しています。


(写真)10年以上経ってもガラスコーティングで綺麗に保たれたフローリング



ガラスコーティングっていいの?
コーティングにはウレタンやシリコンなどいくつかの種類があります。

ガラスコーティングは、滑りやすいと言われますが、日常生活をする分には全く気になりません。冬用のモコモコ靴下を履いた時は少し滑ります。階段などには注意したほうがいいでしょう。

ペットにもやや滑りやすいです。家は猫を飼っているので走るところには薄いヨガマットかコルクシートを敷いています。

ペットがいらっしゃるお宅と階段への適用は考慮したほうがいいですが、それ以外ならガラスのフロアコーティングは断然お勧めです。
過度のツヤがなく、木目の自然な風合を残してくれる点と、抜群の化学的安定性がガラスコーティングの良さです。

食品の酸やアルカリ、うっかり除光液をこぼしたりしても白濁や変質することがありません。ウェットシートで拭いてあげればいいだけで、メンテナンスは一切不要です。
(猫を飼っていると吐き戻しや粗相などから床材を守るためにもフロアコーティングは必須です)

2. 窓ガラスのUVコーティング
フローリングに日が差し込む場合、窓ガラスのUVコートも入居時にやってもらうのがお勧め。

窓から差し込む紫外線はかなり強く、フローリングに当たっているとせっかくの天然木のフローリングも日焼け、ささくれなどが生じてしまいます。フローリングの貼り替えにはお金がかかるため、窓ガラスのUV対策はとても大事です。

UV対策をしても差し込む日差しの量や暖かさはほとんど変わりないです。


3. 操作パネルの保護
24時間換気やお風呂の給湯、レンジフードやレンジなど家の中の操作パネルの保護は大切です。

日々の操作で薄くなってくるので、10年も経つ頃にはところどころパネルの文字が消えたり、穴が空く状態になります。

破れた操作パネルほどみじめな気持ちになるものもありません。そうならないように新築からまだ新しいうちに操作パネルの保護をしておくのをお勧めします。




最近は100円均一にラミネートシートが売っているので、これをハサミでカットして操作パネルに貼って上から保護します。
長い目でみればとても良かったと思えると思います。

新築時にするのが抵抗があれば、2、3年後に行えばいいと思います。


(写真)長年の操作で穴が空きそうな操作パネル。


4.説明書きの写真
新築時は水回りの製品など、たくさんの説明書きのシールが貼られています。

すぐに剥がしてもいいですし、残しておきたいと思う方もいると思います。
そんなときはカメラで撮ってプリントしておくことをお勧めします。
プリントしたものはミニアルバムなどにまとめておけばいつでも見ることができます。


(写真)安全上のシール

生活感が出る前に写真に残しておく


アルバムに残しておくとシールを剥がしたときにも、後で見たい時に役に立ちます。
物件を売却し次の方に譲る際などにも役に立ちます。シールがまだ汚れなくきれいなうちに写真に残しておくのがポイントです。



以上、新築物件を購入したらやっておきたいことでした。