住宅ローンを組むメリットに、保障の手厚さがあります。

病気になったときに、月々のローン返済が免除されたり、ローン残高がゼロになるような手厚いサービスがあります。

銀行によって金利を上乗せすることで、これらのサービスが付帯される銀行もあります。

そこで今日は、金利上乗せによって
どの程度毎月返済額が変わるかを、簡単に数字で見てみます。


例)
3大疾病(所定のがん・急性心筋梗塞・脳卒中)と医師から診断された場合ローン残高が0円となる特約を検討

店頭金利に年0.3%上乗せ

3000万円と4000万円、35年ローンでの
それぞれ月々の差額をみてみましょう。

■3,000万円35年ローン
金利1.00%
毎月返済額   84,700
  
金利1.3%
毎月返済額   89,000

月々 4,300円 の差となります。

ちなみに35年間で支払い総額は、約180万円の差となります。(利息 約557万円と約736万円)


■4,000万円35年ローン
次に4,000万円のケースも見ておきます。

金利1.00%
毎月返済額   113,000円

金利1.3%
毎月返済額   119,000円
  
月々 7,000円の差となります。

借り入れ額が大きいと金利上乗せによる
金額の違いも大きくなります。

支払い総額では、238万円の差となります。

いかがだったでしょうか
3000万円の35年ローンで月4300円の差。
4000万円のローンでは月7000円の差でした。

この差額は、生命保険や医療保険の毎月の掛け金に置き換えて考えることもできます。

今の保険料や保障内容と比べてどうでしょうか?

支払い総額をみると大きな額になりますが、
月々の支払い免除やローン残債免除などは額が大きいため、ときに生命保険や医療保険以上に大きい効果が得られることがあります。

住宅ローンはネガティブな面に目が行きがちですが、保険の代わりにもなるので、そんなメリットにも目を向けて比較してみるといいでしょう。

今日はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。


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毎月返済額100円単位に切り上げ
利息 1万円単位に切り上げ


■おまけ
3,000万円35年ローンの他の条件

上乗せされる金利が0.25%だと差額は少し小さくなります。
金利1.25%
毎月返済額     88,300円
月々差額 3,600円

金利1.5%をベースに0.3%上乗せした場合は、金利のベースが高いと差額も少しだけ広がります。
1.00%ベースで4300円の差だったものが、1.5%ベースだと4500円の差となります。

金利1.5%
毎月返済額     91,900円

金利1.8%
毎月返済額     96,400円
月々差額 4,500円
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