「そちらの事務所のビザの成功率(許可率、取得率)はどれくらいですか?」
という質問をたまに聞かれます。
しかし、この質問と回答には実は全く意味がないです。
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例えば登山家が2人います。山頂まで登った確率を「登頂率」とします。
登山家Aは登頂率100%です。
登山家Bは登頂率20%です。
どちらが優れた登山家でしょうか?
詳しく話を聞いてみると、登山家Aは近くにある300mくらいの山に100回登って、100回山頂まで行ったそうです。
登山家Bは、世界最高峰のエベレストに100回挑戦して、20回だけ山頂まで行けたそうです。
あなたが富士山に登ろうとしたとき、どちらの登山家にサポートして欲しいですか?
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ビザの申請もこれと全く一緒です。
ビザの申請は誰がやっても許可が取れるもの、非常に難しいもの、千差万別です。
優秀な行政書士ほど、他の誰もが諦めるような難しい依頼が舞い込み、それに挑戦します。もちろん難しい申請なので、やっぱり不許可になることもあるでしょう。しかし他の行政書士なら絶対に不可能な申請も、許可を取ってきます。そういう申請や行政書士に成功率や許可率の数字って意味があるでしょうか?
行政書士が許可率、成功率を上げるのは非常に簡単です。
簡単な依頼だけ受けていれば良いのですから。
成功率などにとらわれず、難しい申請に挑み、試行錯誤して、時には失敗し、時には成功することが、行政書士の経験になり、知識になり、行政書士としての技量向上の糧となります。
高い成功率をうたっている行政書士は簡単な申請しか受けず、荒波に揉まれた経験の無い行政書士、と言って良いでしょう。
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平島国際行政書士事務所