昨年度決算 不認定 | 平野剛 オフィシャルブログ

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長崎市議会議員 政務調査活動 平野剛


写真は昨日の長崎新聞より。

決算の不認定とは、
毎年決算を閉めた後、定められた支出がきちんと公平・公正に市民生活に寄与されるよう執行されたかを、決算委員会にて審議し、『認定』ないし『不認定』を決議します。

記事にもあるように戦後、田上市政になるまで『不認定』は一回しかありませんでした。
それがここ8年で実に半分の4回も不認定となりました。

決算の不認定というのは『不信任』に近い重い決議だと思っています。

またここのとこ度重なる職員の不祥事に対し、議会からも異例の『信頼回復を求める申し入れ』を市長に提出しました。
中には職員のミスを穴埋めする為に、公金の余計な支出まで余儀なくされたケースもあります。

このような事態が多数起こっているにもがかかわらず、トップである市長は一度足りとも責任を自ら取った事はなく、部下の職員だけが処分されている現状をみる時に、他人事のような対応とその無責任さにトップとしての資質に疑問を感じるとともに、職員の皆さんがミスを恐れる事なく、思いっきり仕事に励む事ができるのか懸念もするところです。

または、田上市政の目玉であるMICE施設の建設、公会堂・市役所の建て替え等々の大型事業は全て暗礁に乗り上げ迷走してます。
迷走する事により、公会堂は廃止だけが執行され、代替施設案も打ち出せず市民生活に多大なる迷惑をおかけしているところです。
市長の政治的な手腕にも懸念を感じざるを得ません。

史上最多得票で2期目を当選し、その絶大なる人気で前回は戦う相手もなく無投票で3期目を迎えました。
人気を背景に気が緩んでいるところもあるのではと心配するところです。

自身の政策の遂行を今一度冷静に分析し、改める所は改め、変更すべき所は勇気を持って変更する位の気概を持って、市政運営に努めて頂きたいと願います。