県庁舎跡地活用検討懇話会~最終回 | 平野剛 オフィシャルブログ

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最後の提言の取りまとめが行われたので、行って参りました。

過去何度が傍聴する中、最初から分かりきっているテーマの設定から、ほとんど具体的に議論が発展していかないこの懇話会の在り方を、批判的な目で見てましたが、最終回に伺い、これが限界であったんだと痛感させられました。

そういった中、2年に及ぶ議論をして頂いた委員の皆様におかれましては、本当にお疲れ様でした。

懇話会がスタートし、県立図書館、市役所移転、公会堂の廃止、MICE施設建設等、次々と大型のプロジェクトが他に動き出す中、県庁舎跡地の議論において具体的な施設を挙げて検討していくのは、類似施設になる恐れがあり、なかなか踏み込めなかったのが現実だったと思います。

結局の所、グランドデザインがない中、制約もされて検討を強いられたのではないでしょうか?

最終的な委員の意見も、
県と市の連携・コミュニケーションがない、
周りの状況があまりにも決定していない、
グランドデザインを描いている場がない、
等の意見が多数あり、県と市共同のプロジェクトチームの必要性を感じた次第です。

30~50年後に、この決定が『歴史の検証』に耐えれる決定と成り得るか?
心に響いた言葉もありました。

提言では、県の意向もあるのでしょうが、
『県庁舎跡地が県民の財産であることを強く認識する』
というフレーズが、まず始めに強く打ち出されています。

県が管理している限り、県民の財産であるという認識には理解を示しますが、果たして県のみがリードして議論していく事が、ベストなんでしょうか?

歴史を紐解くと、長崎市の街は、あの地からスタートし、原型が作られ構築されていきました。

長崎市にとって重要な場所であります。

市がリードしていく位の事が、あってもいいかと思います。

なので、県と市によるグランドデザインを描くプロジェクトチームの必要性を強く感じた、最終回でありました。



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