近代化遺産群の中に、長崎市からは三菱のドッグと軍艦島が入っております。
世界遺産の登録へ向け申請も出し、着々と準備も進んでいるものと思いきや、
三菱のドッグは現在稼働中の資産で、その保存・整備・補償等について、具体的には何も決定されておらず、
軍艦島に至っては、今後の保存方法・在り方等々これまた何も進んでないらしい。
また一方でキリスト教関連遺産についても世界遺産登録へ向け、申請を出している長崎県と長崎市は、キリスト教関連遺産の方が、準備万端という事で、こちらをむしろ政府にお願いしていた訳ですが、ここ直近の政府の動きに何かを感じたのか、慌てて国に、
『ぜひ、キリスト教関連遺産を!』
と要望・陳情に行き、キリスト教関連遺産を先に、というどころか、
『近代化遺産群になると困ります。』
ぐらいの事をお願いしてきた状況にありました。
結果、近代化遺産群に決定しました。
世界遺産登録へ向け申請を上げておきながら、一体長崎市これまで何をやっていたのか、わざわざ世界遺産登録推進室なる部署まで作って、当然私も準備は整っているものと思っておりました。
これまでの検証と、決定した以上、登録へ向け準備を急ピッチでしなければなりません。
長崎市がどういう対応をしていくのか注視していかねばなりません。