昨年『世界新三大夜景』に認定され、夜景観光に対する取り組みの強化により、
「長崎に観光に来てよかった。」
と満足して頂くとともに、滞在型観光により、いかに地域経済への寄与に繋げるかというテーマのもと、今年度より、
『観光振興特別委員会』を新設しております。
昨日は午前中、現在の観光に関する基礎数値と状況・問題点を総括した後、夕方より、主たる夜景の視点場を現地調査して参りました。
まずここ10年の長崎市の観光客数の動向をみると、平成15年503万人だったものが、直近3年では約100万人増加し、600万人前後で推移しております。
これは、平成18年さるく博、22年龍馬伝の効果等で伸びているのが解ります。
その中身について深堀りすると、241万人だった宿泊客が258万人へ。
262万人だった日帰り客が336万人へ。
と宿泊客も伸びているものの、そのほとんどが日帰り客の増加になっているのが見て取れます。
また更に深堀りすると、来崎する手段としてJR、自動車、船舶、航空機の交通機関別で見ると、自動車が100万人増加し、その他は横ばいで推移しております。
要は、ここ10年で観光客数は100万人増加し、その100万人は車で来られた日帰り客であるという事です。
要因として考えられるのが、傾向として『安い・近い』という消費動向や、平成16年より九州自動車道が全線開通した事、また直近高速道路料金が休日安くなった事などが挙げられると思います。
日帰り客ばかりになったという声をよく聞いておりましたので、宿泊客数は減っているものと思っておりましたが、それも多少ではありますが伸びている事は意外な結果でした。
率にすると減少はしているので、実感としてはそうなるのかもしれませんね。
そのような中、昨年から激変したのが『世界新三大夜景』に認定された事です。
たまたま見事なタイミングでロープウェイのゴンドラをリニューアルし、山頂の整備をしたのもありますが、平成10年から長崎市が運営するようになり、14年には年間6万人まで落ち込んでいた利用客数も23年には10万人まで回復し、24年度には、10月に認定されて以来爆発的に伸び、15万人まで増加しております。
この伸びは今年度も続いており、先日のゴールデンウィークには、最大で二時間待ちという状態までなっておりました。
淵神社の駅舎では、長い行列が神社の入口階段まで伸び、状況を想像するに、観光客の皆さんには相当なストレスを与えたものと思います。
その点についての改善の見解を求めた所、淵神社の待合室を2階建てに建て直し、待合スペースを大幅に増床するとの事でした。
耐震の問題も抱えておりましたし、とても立派なものと思えない建物でしたので、いい機会だと思います。
その後現地調査に行く際に、観光部の部長と隣り合わせでしたので、
「先日家族で稲佐山行こうかって話になり、せっかくならロープウェイに乗りたいと娘が言い出しので、どうしようかと考えた末、3~4千円かかるんじゃない?という事で、結局そのまま車で向かいました。市民からすると、家族でとなったら二の足を踏む料金ですが、なんとかならないものですか?」
というような質問をした所、
「長崎市民と申し出れば半額になりますよ!」
と、ビックリのご回答。
皆さんご存知でしたか?
同行していた議員、職員さんさえ存じていない方が多く、これはせっかくのサービスが周知不足だという事で、周知の仕方について再度徹底して頂く事を要望致しました。
その後、ロープウェイに乗り、降りた後出来たばかりのLEDのイルミネーションも見学し、山頂「ひかりのレストラン」で夕食。
世界新三大夜景&長崎和牛日本一記念メニューの、
『長崎和牛ステーキトルコライス』
が凄く美味しかったです。
稲佐山へフェラーリの設計者がデザインしたロープウェイに乗り、光のイルミネーションに囲まれた通路を通過した後、世界新三大夜景を堪能しながらの長崎和牛ステーキトルコライスでのディナー等、カップル・家族の皆さんに是非是非お薦めです。
長崎市議会議員 平野剛のホームページです。
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