後から気づいた長男wisc結果 | ゆるりとなゆるりとな。

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2015年5月 ギランバレー症候群の疑いで入院加療
入院により分かった長男の自閉症スペクトラムと次男のADHD
ごくたまに気が向いた時に趣くままつづっています。

すっかり忘れていまして、、長男もwisc受けていたんですよね。

 

 

4月5日実施(10歳10か月時点)

 

ことばの教室で受けました。

 

 

全検査 92

言語理解指標 86

知覚推理指標 118

ワーキングメモリー 88

処理速度 83

 

 

所見としては視覚情報を用いた認知が強い

視覚的な情報を推論することが得意で、視覚的な情報を統合して問題を解くことができる

 

この知覚推理の強みが現在の彼の長所でもあり、短所でもあるなと感じています。

 

 

 

これだけの凹凸があって、学校生活難なくクリアできているのは周りの支援あってのことだなぁとしみじみ感謝。

 

言語理解も低いにも関わらず学校の国語のテストは100点。

自分が聞き漏らしやすいことをわかって、意識して先生の話を聞いているのだろうなぁ。

 

社会は本人かなり苦手意識をもっているけれども、これまた悪くても90点。

知覚推理の能力きっと発揮してるんだろう。

 

算数はきっと時間を十分にとってもらっているかだろうからテストできるんだろう。

 

 

不思議なのはこれだけ凹凸がありながらも、クラス内ではよく出来る奴ジャンルにいるのだ。

多分知覚推理が突出しているから、一般的な推論やら、視点の枠にとらわれない思考をしているのだろうと思われる。

 

 

現に、プログラミングにその能力を発揮しているし、プログラミング関連のことに関しては普通の人にとっては難解なものが事もなく理解していることからも伺えるなぁ。

 

 

 

あっしまった言葉が固くなってるσ(^_^;)

 

wiscの結果がどうであれ、本人の特性の結果であり、IQが低かろうが、できることはたくさんあるということです。

 

ここ大事だと思うんですよね。

 

 

IQが若干低くても、学校の勉強はできるし、一般的に難しいといわれることを容易くやり遂げられるジャンルを持つことができる。

 

 

定型発達だろうが、非定型だろうがここは変わらない。

 

 

 

いかに子供が何に興味を持っているのか。何が得意なのか。

 

本人の興味にタイミングよく親からアクションを起こすことで相乗効果が得られると私は考えています。

 

 

今回はたまたま知覚推理が上がったから結論付けができているけれども

プログラミングを本人に教え、やってみるかと勧めたときの知覚推理は80でした。

 

初回wiscⅢ(9歳2ヶ月時点)

全検査 73

言語理解 68

知覚統合 80

ワーキングメモリー 88

処理速度 89

 

2回目wiscⅣ(9歳8か月時点)

全検査 90

言語理解 95

知覚統合 100

ワーキングメモリー 88

処理速度 83

 

3回目wiscⅣ(10歳10か月時点)

全検査 92

言語理解指標 86

知覚推理指標 118

ワーキングメモリー 88

処理速度 83

 

知覚推理が伸びているんですよね。

 

年齢が上がってきて特性が強まったとも見れます。

 

 

初回に知能検査を受けた時には、初めての場面に弱く、これから起こりうることを予測することがかなり難しい子供でした。

 

現在は母の仕事の終わる時間がわかっていて、家には誰もいないから一人でいることがきっと怖くなるだろうと予測して、家に一人で入らないという決断ができるほどに予測する力が育ちました。

 

今初回の結果を見ると本当に困り感はかなりあっただろうなと思います。

小学校3年生の頃は私が大病で入院し、本人の精神状態が不安定になり、検査を受けることとなりました。

 

 

私あっての日常生活だったんです。学校の成績も70~80点そこそこの普通の子でしたし。

そこから自分で過ごす日常生活に徐々に変わってきているとも実感しています。

 

 

3回受けてきて、検査結果で愕然としたことは一度もありません。

初回の燦燦たる結果にも、心乱しませんでした。

 

その状況下での彼の出せる力だと認知しているからです。

 

結果が本人を測る全てではないからです。

 

 

 

あるがままの自分でいいんだよ。

 

 

 

WISC結果と検索かければ、たくさんの方が書いていらっしゃって、いつも参考にさせていただいているのですが、一つだけ、一つだけ気になることがありまして。

 

IQが高いということは優れているのですか?

IQが低いということは劣っているのですか?

 

 

IQだけで人の能力は測れるものなのですか?

 

私は決してそうは思いません。

 

 

だからこそ、自分のお子さんの結果に一喜一憂せずに、お子さんにとって何がいいのか。

じっくり考えてあげられればなぁと思います。

 

 

 

専門家でもないのに、偉そうなことをいつも言っているなぁと自分でも反省しています。

 

ただ、自分の子供が発達障害かもしれないと気づき、検索魔になったときにたくさんの情報に救われたという経験があります。

 

この偉そうに書いてしまった記事も、救いとかおこがましいですが、参考程度にお力添えできれば幸いです。

 

長男の不安障害(まだ診断がついたわけではないですが)も経過をお伝えできればなと思っております。