大阪枚方になぜか京町家のブログ

100年前に京都から枚方に移築された町家を再生しました。


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ひらかた京町家に残されていた、くらわんか舟(茶船)の資料を使って、枚方公園駅近くにある鍵屋資料館にて、ミニ展示「くらわんか舟の営業権について」が、10月8日まで行われています。

実は、8月から行われていたのですが、見に行くのが遅くなって終わり間近に紹介することになってしまいました。

 

鍵屋資料館のイベントのページのいちば〜ん下の方に、下記の案内がありました。

 

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● ミニ展示「くらわんか舟の営業権について」

平成29年8月23日(水)~10月9日(月) 9:30~17:00(入館受付16:30まで) ☆博物館実習の学生さんが企画しました! 

博物館実習の一環として、実習生による展示を一階展示室「大名行列の間」奥の展示ケース小二カ所を使用して行います。

企画展名は「くらわんか舟の営業権について」です。近世(江戸時代)の枚方は、京都と大坂を結ぶ京街道の宿場町として、また淀川舟運の中継地として栄えました。
今回の企画展では、幕末・明治頃の枚方宿くらわんか舟に注目し、枚方地域にのこる古文書類を活用した展示を開催します。

 

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鍵屋資料館に、いわばインターンシップできた学生さん達が、実習でされた展示のようです。

 

 

展示物としては、上記の茶船の鑑札の他、掟状と約定の4点でした。

 

写真撮影禁止とのことだったので、学生さんがせっかく調べて書いてもらった説明文を下記に引用しておきます。

 

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「くらわんか舟の営業権について」

 江戸時代、淀川を上下する三十石船などの乗客を相手に飲食物を商う舟は、「茶船(ちゃぶね)」「煮売舟(にうりぶね)」「煮売茶舟(にうりちゃぶね)」といいました。特に枚方あたりでは、「餅くわんか、酒くらわんか」という乱暴なことばを用いて商いをしていたことから、「くらわんか舟」とよばれていました。

 高槻の柱本茶舟と枚方茶舟は、淀川での営業権を争っていました。この争いは、江戸初期から明治にかけて続いていました。

 今回の展示では、幕末・明治の枚方の営業権に注目し、「くらわんか舟の営業権について」というテーマを設定しました。このテーマに則し、枚方地域にのこる古文書類を活用した展示を行います。

市立枚方宿鍵屋資料館実習生一同

 

 

1.鑑札   享保九甲辰年十二月吉日

2.掟(枚方浜につき)   巳十一月

 

 普通、株仲間はその成員の証明として、株札を所持するが、茶舟仲間にはそれがなかったので、柱本茶舟から株札の交付を申請し、下付されている。史料2には、枚方浜より上下二里(約8km)の間を、枚方茶舟の中の古組(過書船)と新組(伏見船)、現在の高槻市の茶舟である柱本組の一艘ずつに営業の許可が出たことが記されている。

 

茶舟の古組・新組・柱本組について

 近世当初は枚方には茶舟が一艘もなく、高槻の柱本組の一株が派遣された。その後枚方独自の茶舟が発生し、元禄十二年(1699年)には、枚方茶舟は過書下の三艘に増加した(古組)。この年に伏見船が認可された(新組)。当初の枚方茶舟は、柱本組の利益を守るため、商いの制限をされていた。しかし、枚方が宿場町であり、船着場である以上、地理的には柱本より有利であったため、徐々に勢力を拡大していった。

 

3.差入申約定一礼之事  明治二年巳十二月

4.差入申約定一礼之事  明治二年巳十二月

 

 柱本に発生した茶舟はやがて枚方にも発生することとなったが、地理上の関係から、枚方茶舟の方が勢力を持つように到り、それに対する柱本茶舟の闘争が、明治初期まで続けられた。近世を通じて、過書船支配下の茶舟の淀川筋における独占権はしだいに弱体化したが、茶舟の政策は、新政府に引き継がれ、明治二年には、枚方茶舟の古組三艘、新組三艘、及び柱本組三艘に独占権が与えられ、枚方の川上・川下かく二里(約8km)の間において営業を認められた。この場合の三艘という表現は、実際の営業船数ではなく、三株という意味であると思われる。

 史料3と4の文面は同じものになっているが、差出人の部分が史料3では、「柱本組茶舟持中 惣代文七」、史料4では「枚方新組茶舟持中 惣代源治郎」と異なっている。

 

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以上が、展示説明の内容ですが、この説明からすると、ひらかた京町家に残っていた鑑札は、枚方古組の一株ということになるのかもしれません。

 

ちなみに、この他の史料も含めて、10月11日からは、鍵屋資料館のイベントのページの最初の部分に案内があるように、

「くらわんか舟に関わるひとびと」-枚方地域にのこる古文書類から、くらわんか舟に関わった人々について-

という企画展示が始まります。
 

 

ひらかた京町家(由来)

 

 

 

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