会社設立に係る「定款」の作成と製本が終わったら、その「認証」を受けるために、公証人役場に出かけます。


 とはいいましても、初めてのケースでは何も分からないのが普通です。

間違いや不適切な表現があったとしても、それは仕方ありません。


 したがって、定款の認証は、「一度出直す」くらいの気持ちでまいりましょう。


 公証人役場では、間違いの箇所を、その場で二重線で消して、正しく記載修正することもOKです。


 ただ、新しい会社の定款が訂正箇所だらけでは、「ちょっと」と思う方もいらっしゃいます。


 多くの場合は、正しく修正して製本したものをもって、再度「認証」に伺います。


 なお、修正などがあった場合に、フロッピーディスクやCD-ROMに保存した定款の「文書ファイル」を、その場で修正して印刷してくださる公証人役場もあるようです。


 このような公証人役場なら、あらかじめ定款を収録したフロッピーディスクやCD-ROMを持参した方がよいでしょう。


 もちろん、全国のすべての公証人役場がそうであるとは限りません。

管轄の公証人役場に、事前に電話で確認してから出かけましょう。


 法務局とは違って、管轄の公証人役場は数か所あります。

あなたに相応しいサービス行っている公証人役場を選んで、定款認証の手続きを進めるのもいいかも知れません。


      行政書士  平 野 達 夫

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