先日、久しぶりにレンタルDVDでも鑑賞しようと思い立ち、店内をブラブラしていたら、何故かふと『釣りバカ日誌』が目に止まり、さっそく1作借りて、ケーキを食べながら鑑賞しました。


なんともほのぼのとした面白い映画ですよね。


ヒーロー物やSF、ホラーとは違い、この作品は現実的なサラリーマンの日常を描いたヒューマンコメディですね。


もちろん映画は映画。フィクションですが、リアリティがあって、物語の中の世界に思わず入り込んで笑ってしまいます。



その中で、特に印象に残ったシーンがありまして。


『釣りバカ日誌』を見た事がある方はお解りになると思いますが、名優、故三國連太郎さん演じる鈴木建設社長 鈴木一之助(スーさん)の運転手。笹野高史さん演じる『前原さん』


物凄く良い味を醸し出しているのですが、その前原さんが、ほんの数秒ですがマジックを演じるシーンがありまして。


前原さんが、車のホコリをとるモフモフしたハタキありますよね。あれで鼻歌などたしなみながら車を拭いていると、脇から子供連れのお母さんが歩いてきます。


前原さんはとびきりの笑顔で、「ボク!」と子供を機嫌良く呼び止めます。そして次の瞬間、なんと、手にしていたモフモフしたハタキがフワ-っと宙に浮くんですね。


思わず『エー!?』と言っちゃいました( ´∀`)


2回程浮くのですが、とても不思議だったのです。


前原さんは、いつ通りかかるかもわからない子供を喜ばせようと、普段使うモフモフのハタキに仕掛けを施し、そのハタキで車を拭いていた事になります。子供好きで、優しい性格が感じられますよね。


しかし、なんとも残念な事に、子供の反応はほぼ無反応。お母さんは子供に「見ちゃいけません!」と言って、手を引いて逃げるようにフェイドアウト。


僕なら拍手しちゃいますけどね。(*^_^*)


しかし
それはマジックに慣れているからなんですよね。いきなり前触れもなく物が宙に浮いたなら
普通は怖くなりますよね。


しかも何故ハタキを浮かせるのかの理由が解りません。


理由の解らない問いかけ程怖い物は無いわけで、この親子の反応は至って自然な事だという事ですね。


マジシャンにとって不思議な現象は楽しい物かも知れませんが、マジックを知らない方には、必ずしもそうではないという事を改めて感じました。


そういえば、前に飲み屋さんで、たまたまそこにいた他のお客さんのなかで、急に指輪を浮かした人がいましたが、全員どうしたらよいか分からず、無反応。終わった後誰にも話しかけられず、場をしらけさせてしまった人を見た事があります。


この現実を見事に表現した良いシーンだなと思いました。親子が去った後の前原さんの表情もとても滑稽で面白かったです。


やっぱりプロの脚本家の観察力、俳優さんの演技力は凄いなー。


さて、現実にマジックを披露するなら、少なくともお客様に先ずは自分に注目して頂く必要がありますね。

マジックを見たいと思って頂く事が出来たらベストですね。


このシーンをみて、どうしたらお客様にマジックを見たいと思って頂けるのか色々考えてしまいました。考えても考えても、難しい問題でなかなか答えが出ないので、ストレートに言ってしまおうと思います。


「マジック楽しいですよー。」

「一度見に来て下さい(*^_^*)」



シンプルが一番ですね!













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