オールドガーバーやランドールなど
一流品のアメリカンスポーツナイフだけではなく、
国産の、しかも昭和時代の、しかもフォールディングナイフに
たまらなく魅力を感じてしまうのですよ。
ブローニングのモデル3018 F1というフォールディングナイフ、
たぶん1980年代後半頃の製品です。
JAPANの刻印が誇らしげですねえ。
今のブローニングブランドのナイフは中国製ですが、
品質では現行品の方がぜんぜんイイとボクは思います。
コンピューター制御のマシンで正確に作られてますし、
鋼材だってかなりレベルが上がっていてしかも圧倒的に安い。
いっぽう、この頃の国産ナイフは
家内制手工業から大量生産に移行する過度期でしたから、
特に可動部分を持つフォールディングナイフを今見ると、
作りの粗さがどうしても目立っちゃうんです。
こりゃどーにも手作り感満載ですわ(笑)
だがそこがイイ!
そこに魅力があるんですよ!
欧米のメーカーに追いつけ追い越せと日々精進していた、
日本のナイフ職人たちの思いが伝わってくるじゃありませんか!
だからボクは、ジャパンビンテージフォールディングナイフが
大好きなのです。
コレぜんぶ岐阜県関市で作られた
国産フォールディングナイフです。
上から2本、ガーバーニューフォールディングハンターは坂井刃物、
真ん中のブローニングは(たぶん)服部刃物、
次の2本、カーショウは貝印刃物、
下のカミラスはメーカー不明(IC.CUTかも?)
取材で何度も通ったあの工場で作られていたのかと思うと、
本当に感慨深いのです。
通勤路にあるリサイクルショップで6500円。
いい買い物でした。
今猟期中に獲物を解体して魂を入れねば!