昨日の夕方、ベルギーvsフランス戦が始まる2時間ほど前からだったでしょうか?我が家の上空ではけたたましいヘリコプターのプロペラ音が。

 
当初はサッカーW杯でベルギーの歴史的勝利を願って応援で盛り上がっている、各地のパブリックビューイングの様子を上空から伝えるためのものか?と思ったんですが、その後ニュースを見て納得。
 
そうです。アメリカ大統領ドナルド・トランプがベルギーに上陸したのでした。
 
 
まぁトランプ以前からアメリカ大統領がブリュッセル訪問となると、必ず近所のブリュッセル公園は封鎖。以前住んでいたサブロン地区の裏手にある小さなエグモン公園も同様に封鎖されるのでした。
 
 
今回の訪問は1年前と同様、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議出席(11•12日)のため。その際に国賓待遇を済ませてあったからという事情もあってか、今回はW杯準決勝ベルギー戦の日程の重なってしまって、国王夫妻はロシア・サンクトペテルブルクへ現地入り応援、首相、外相も不在で出迎えなし、という対応だったこともあり、昨日のこちらのニュースでは扱いが小さめ。
 
今日になってもネットで読まれているニュースは、フランスvsベルギー戦のスッキリしない結果を元にした選手のコメントなどのようですね。
 
さて、そのNATOに関するトランプの「NATO加盟国各国は応分の負担をせよ!でなければ、同盟から脱退する!」という主張には僕は一定の理解をします。正直言って国防面でNATOの恩恵を“より”受けているのはアメリカより欧州各国のほうだからです。

元々は旧ソビエト連邦(ソ連)へ対抗する軍事同盟から始まった枠組みなので、冷戦期にアメリカが主導するかたちだった訳です。それが、ソ連崩壊後かつては敵側ソ連と同盟(ワルシャワ条約機構)関係にあった東欧諸国がNATOへ流入してきて、同盟の性格が変わってしまってきているのです。
 
ソ連崩壊、東欧諸国のEU加盟、そしてNATO編入で一度は大きな緊張関係が雪解けに向かったようになり、それに合わせて軍事同盟の分担金もロシアの国防費と同レベルでいいだろう、というような空気が各国にあったのかもしれません。が、その後2014年にロシアのクリミア侵攻など、新たな緊張関係も発生。

こうした脅威は主にロシアと国境を接する欧州側が感じるのであって、アメリカは新たな仮想敵国中国にも対峙しないといけないのです。太平洋側(やその先の東シナ海、南シナ海)にも大きな緊張が生じつつある情勢の中で、相対的に軍事的プレゼンスが低くなりつつあるロシアに対して、今までのようにアメリカがNATOのリーダー的存在である必要性もなくなりつつあるのだ、と思います。ヨーロッパ側がフリーライダー的態度を続けるのであれば、脱退をちらつかせながら、EU離脱するイギリスとの単独軍事同盟を強固にしていく方針に向かうかもしれません。
 
この問題の考察は長くなりそうなのでこの辺で切り上げますが、今回の首脳会議では、トランプの主張通り、欧州側が各国の拠出金の増額で譲歩して妥結する方向になるのではないでしょうかね。
 
さて、まだ明日12日も首脳会議は続きますので、その結果を見守るとして…。
 
今日の僕らの住むブリュッセル中心部は、もう一日中ヘリコプターのプロペラ音が鳴り響いています。朝起きてから夜寝るまで(流石に夜は控えめですけれど…)。でも、家の窓からはその姿が見えないんですよね〜。かなり近そうに感じるのだけれど、飛行している現場は捉えられないという状態。
 
今日は帰宅してから、BBCにチャンネルを合わせて、ウィンブルドンテニスの準々決勝、錦織圭vsジョコヴィッチ戦を観戦。第2セットを奪取しましたが、及びませんでしたね。放映は当初フェデラーvsアンダーソン戦でしたけど、フェデラー死闘の末(最終セット11-13ですもの)負けちゃいましたね。
 
そんな中もプロペラ音がうるさい。
 
錦織くんが負けたところで、帰宅したYvesにお願いして、電源が入らずに修理に出していた MacBook Air(ここ数日なくて不便でした…。スマホでのブログ書き、僕は今だに苦手です…)が戻ってきたというので、ショップへ車を出してもらったのですが、家から数十メートルのところでスタック。方向を変えて進んでみるも、これまた直ぐにスタック。Yves、勤務中に聞いたラジオで「車での移動は極力避けるように」というのを思い出し、車で向かうのは諦めたのでした。
 
そして、家の前に車を置いて、トラムに乗ってルイーズ通りにあるショップへ向かいました。修理の処置は、マザーボード(Macではロジックボードと呼ぶんですね)の交換ということでして、数分で要件終了。
 
近くのブリュッセルで一番高級なシュタイゲンベルガーホテルからはマクロンやメルケルを乗せていると思われる車がSP隊に扇動されながら出て行きます。ホテル前にも要人及び官僚向けの車がズラリ。
 
ルイーズ広場から帰りのトラム🚊に乗ろうとした僕らでしたが、その一つ前のステファニー広場で車両が止まっいるのを発見。市内各所で交通規制が掛かっているのでしょうね。仕方なく、歩いて帰ることに。その途中、別のホテル(その名もThe Hotel)の周辺では歩行者も足止めを食らう始末。僕らもここで進路変更を余儀無くされたのでした。
 
 
そうそう、冒頭のこちらの写真。トランプがベルギー国旗のビキニをはいて「ブリュッセルは最高!」との吹き出しが出ています。
 
 
僕らが結婚式を挙げた後のレセプション(披露宴パーティー)のレストランのすぐ横、床一面のステッカーが貼ってありました。
 



これは、ブリュッセルで2年前にテロが発生した時、「ブリュッセルは悪の巣窟!」とのトランプ発言を揶揄する意図があるのでしょうが、美しい風景と合わせてみると、かなりシュールな絵になっちゃいます。



それにしても、この厳戒態勢、明日も続くんですかね…。会議ってNATOのある郊外でやってるんじゃないの?なぜそのとばっちりがセンターで?

まぁ、要人宿泊の前出ホテルは街中にありますしね。トランプはホテルじゃなさそうですが、たぶん大使館にでも泊まっているんでしょうかね?考えてみたら、そのアメリカ大使館も我が家からは近いんでした…。

どくしゃになってね!

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